パフューム __ 夏の甘い誘惑 (ページ14)

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# 呼び出しページ14

ある日の夜

お父さんから侑李を呼んできてといわれ
侑李を家に招いた。

侑李「急にどうしたの？」

『わたしもわかんないんだよね、』

お父さんは目の前のイスに座ってといい
わたしたちふたりは腰を下ろした。

父「…そろそろ夏休みだろ？」

『え、あ、まぁ…』

父「受験生のAには申し訳ないが、その期間だけ頼みたいことがあるんだ」

そもそもわたしは
専門学校希望であり
大学受験とかはするつもりなかったから
勉強をする気はなかった。

『私は全然平気だけど、なに？』

父「俺の弟が大家してる下宿所あるだろ？」

『あー、なんかきいたことあるね』

父「今、俺の弟、病気が発覚しちゃって
夏の間入院することになったらしいんだ」

『えっ、』

父「その間、大家いないから
料理作るやつも掃除するやつもいなくなるらしくて、

でも夏に3人組が下宿の申込みしにきてるらしいんだ。

ほんとは俺が助けに行ってやりたいんだけど
仕事の関係上いけなくて

だから
夏休みの期間だけでもいいから
Aにお願いしたくて」

『は？！まって、わたしに、大家をやれと？！』

父「高校生にそんな責任重大なことやらせるわけにはいかないって思ったりもしたんだけど

ただ、下宿人の料理をつくって
家の掃除をするだけでいいらしいんだ。

それくらいならAも得意だろ？」

『ええっ、別にできないわけではないけど…っ』

父「そこでAだけじゃ不安だと思うから
侑李くんにもお願いしたくて

ふたりでやってくれないか？？
もちろん、弟からその分給料はいくらか出すみたいだし。

まぁ、泊まり込みになるから
家には1ヶ月は帰らなくなるけど」

『…えー、侑李…どうする？』

侑李「僕は全然大丈夫ですよ。料理はできませんが、掃除は嫌いではないですし。」

『…侑李がいいなら、わたしもいいよ』

父「ほんとか？！ありがとうな！！！！」

母「これ、詳細はここにかいてあるから」

お母さんがノートをとりだし
私たちの前に差し出した。

侑李「ありがとうございます」

1ヶ月の住み込みアルバイト
って思ったらいいものかもしれない。

けど、

責任重大なことに
代わりはなくて

不安しかない
夏休みが間もなくスタートしそうです。