バケモノの狂想曲[ブラクロ]

16 鈍感じゃ済まない ページ18

眠れない…


目を閉じてどれくらい経っただろう。


何故か周囲がきゅうくつだ。


物理的に…。


ベットの上に大の字になれない。


その理由とは…


「何でいるんですか先輩。」



ここは私の部屋のはずなのだが、

どうして先輩が一緒に寝てるのだろう…




ラック「うるさいなぁ、僕は寝たいの！」


先輩は目を閉じて私から背を向ける




「私だって寝たいですよ、だからはよ！」


ラック「知らなーい、聞こえなーい♪」


先輩は耳を塞ぐ。

いや、こいつと一緒のベットで寝たくないし


すると先輩が突然こっちを向く


ラック「照れたりしないの？僕がいるんだよ？



「意味不明です、何で恥ずかしくなるの？」


先輩はぐっと顔を近づける。



ラック「これでも？めっちゃ近いよー？」


「恥ずかしくなる要素が分かりません…」



先輩は困惑している。



ラック「鈍感だけじゃ済まないよそれ。」



「私、礼儀はいいから鈍感じゃないと思います



ラック「僕は君の言ってる事が分かんなーい」


ラック「まぁいいや！おやすみー」

先輩は毛布をかぶった。

待って、そこ私のベット…


まぁいいや、眠いし、どーでもいい。

私も寝ようか、眠いし。



「おやすみなさい、」



翌朝、私は隣で寝ている先輩を見て、
発狂したという。

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