コラソンとの確執1 ページ17
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『どうしたの？ひとり？』
???｢……｣
現拠点であるスパイダーマイルズにはファミリーに入ろうと多くの孤児が訪れた。
ﾃﾞｨｱ｢またガキか…いい加減ホネのあるやつが欲しいがな｣
ﾄﾚ｢べへへ〜ムリムリ、コラソンがガキを殴ったり蹴ったりだ。今のところは全員3日と持たねェ｣
幹部やファミリー達は軽くあしらう程度だが、Aはよく子供たちを気にかけていた。
特にコラソンの子供嫌いは凄まじく、子供が近づこうものならば暴力など厭わなかった。
『大丈夫？どこから来たの？』
???｢……｣
『お名前は？』
???｢……ない｣
目の前の肌の色が分からないほど汚れた少女はファミリーに話しかける訳でもなく、ただずっと、同じところに座っていた。
もう3日近くなにも飲まず食わずの少女を見かね、Aは声をかけたのだった。
『お水、飲む？』
そういってコップ一杯の水を差し出せば、少女はごくごくと飲み干す。
『お腹も空いてない？』
???｢……ううん。｣
???｢ありがとう、お礼する｣
『いや、お礼なんていいのよ！？』
少女はそう言うと、ふらりと立って自分の手を空にかざす。
『…？』
次の瞬間、少女の腕がピストルに変化する。
そして真上の鳥を狙って、撃ち殺した。
『！！！』
ドサッと音がして、Aの真横に撃ち殺した鳥が落ちる。
次の瞬間、Aの真横を風が斬ったかと思えば、目の前の少女が宙を舞っていた。
ﾄﾞｶｯ
???｢きゃあっ！！！｣
『！？』
少女を蹴ったのは他でもない、コラソンだった。
ﾃﾞｨｱ｢相っ変わらず女のガキにも容赦ねェな｣ꉂ
『ちょっとコラソンくん！！！』
Aは珍しく、声を荒らげてコラソンを睨む。
???｢……っいたい｣
少女は泣きもせず起き上がる。頭を切ったのか、血が流れる。
しかし地を這いながら撃った獲物の所へ行く。
まぐれでは無い。撃った銃弾は鳥の頭を貫いている。
???｢これ、たすけてくれたお礼…｣
少女は震える手で鳥を差し出す。
???｢私、役に立てた……？｣
『…！！！』
ｺﾗｿﾝ｢……っ｣
少女は涙目になりながらも笑った。
少なくとも少女は生まれてこの方肯定されて生きては来なかったのは確かだった。
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ゆう(プロフ) - 設定からお話しまで大好きです！！ドフィ素敵！更新楽しみに待っています🥹 (2022年10月8日 16時) (
レス) @page25 id: 489a009a05 (このIDを非表示/違反報告)
9t9 - わー！白髭海賊団のお話からぶっ通しで読みました！受験生大変ね！lがんばって！ずっと更新待ってます！ (2022年9月11日 21時) (レス) @page25 id: f8f6fc2c71 (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - 血豆さん» 初めまして！ありがとうございます！嬉しいです〜💗更新頑張るので、是非引き続きよろしくお願いします❣️ (2022年8月24日 2時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
まつ(プロフ) - しろさん» わー！ありがとうございます！！！これから更新頑張るので、引き続きお楽しみください〜😭✨️✨ (2022年8月24日 2時) (レス) @page24 id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
血豆(プロフ) - 初めまして！読み始めたら止まらないほど面白いです！更新楽しみに待ってます♪ (2022年8月21日 0時) (レス) @page23 id: 07be9bf020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶灯まつ | 作成日時：2021年12月31日 22時
