ドフラミンゴとおくさん15 ページ50
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_____ドフィ「お前がこれを飲めば、俺はお前に妹家族を守る力を貸してやる。」
その一言で、私は頷いてしまった。
身なりの整った彼は、もう対等な取引相手。
私にどうこうできる相手では無くなってしまった。
『……はぁ』
あの後、私はドフラミンゴに抱えられ、屋敷に連れてこられた。体躯も随分と大きくて、所詮は男と女、きっと力じゃ昔のようには適わないだろう。
『拒否権なんてないのね……』
ドフラミンゴに抱えられ上空を駆け回っていると、私の手からは彼のうっすらとした感情が流れ込んできた。
懸命に隠しているようだが、隠しきれない、怒りの感情。
____『怒ってるんでしょう…触ればわかる。』
____ドフィ「…なんの事だ。」
____『十数年前、私があなたをクビにしたこと。』
____ドフィ「……」
____『フレバンスから離れて取引をしていたら、こっちの方で暴動が起こったの。…フレバンスは平和な町だから、父は真っ先にこっちに戻ったわ。』
____ドフィ「……だから、取引先を裏切って忽然と消えたわけか。」
____『えぇ』
そんな言い訳をしても、彼は許してくれないだろう。
私はずっと、彼を気にしていた。でも探しても見つからなかった。だから今回の取引は本当に、運が味方したのだと思う。
私に、懺悔する機会をくれたと思っている。
____『ごめんなさい。もう取り返しはつかないのよね。』
____ドフィ「……昔の事だ」
_____取り返しがつかない?だから俺はお前から全てを奪うんだよ
口ではそう言っても、彼の心は、そう叫んでいた。
私のことを嫌っていても、妹家族家族を守ると約束してくれた彼。彼はきっと、私の財力と権力が底を突くまではアルマ達を守ってくれるだろう。
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あれから暫く経って、私達は商談と裏取引、その両方を問題なく行っていた。時に私が力を貸し、時に彼が私に力を貸す。Win-Winの関係だった。
父「……A」
父が
父「次の跡継ぎを見つけた」
私に銃口を向けるまでは。
父「お前は必要ない…………この、裏切り者が」
*続編できたよ!今年はお世話になりました!!!
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茶灯まって(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» ありがと嫁子ちゃーん!!!ちまちま更新です……相談!是非!どぞ!!!イラストは描けたら楽しい😎😎😎 (2021年10月12日 23時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - まっちん落ち着いたら是非!!無理しないでね☺️更新楽しみにしてるよん (2021年10月12日 20時) (レス) id: a99a4d7f0e (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - まっちん時間あるときイラストの相談させてー!!!私も練習して描けるようになりたい!!! (2021年10月12日 20時) (レス) @page31 id: a99a4d7f0e (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - またきゅんしたら騒ぎにくるからね(^q^)w (2021年9月20日 1時) (レス) id: ed06bfeab3 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» ウフフフフ…ぶち上げてますぅ…嫁子ちゃんのラブレt(((コメントしかと受け取ったぜい……( -`ω-)✧ (2021年9月19日 23時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶灯まつ | 作成日時:2021年9月3日 23時