その少女、訳あり8 ページ9
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イゾウside
しばらく姿を消していたマルコが出てきた時、
マルコは小さな子供を抱えていた。
大方、この海賊に誘拐された子供だろう
マルコは静かにモビーの中に入ろうと思ったのだろうがもちろんそうはいかない。
サッチのだる絡みのせいで呆気もなく他の船員にバレてしまった。
酷い顔だ、マルコ。目で人を殺せそうだ
サッチの大声に驚いた子供を護るようにマルコは後ろに下がり、子供を抱き直す
驚いた
意外だな、マルコが子供に興味を向けるとは…
俺は取り敢えず仲間たちとマルコのやり取りを見ることにした。
ﾏﾙ「こんなガキにゃ、何もできねぇよい」
おいおいマルコ、何言ってんだ
お前がそんなに駄々こねるのは珍しいじゃねぇか
ﾋﾞｽﾀ「手枷や足枷をしているな。危険な子供かもしれないぞ？」
ビスタやジョズの言うことも最もだ。
リスクのあることは最低限しない方がいい。
この広い海では海賊に誘拐された子供なんてよく聞く話だ。
いちいち目を向けていたらキリがない。
それに対しては賛成だ。
だが、重要なのは子供の状態。
こんな大男どもに囲まれて酷く怯えている。
震える手でマルコにしがみついている。
ちらりと見えた目元は隈ができ、顔は蒼白、ここに置いていけば間違いなく死ぬだろう
マルコもそれに気がついているのだろう。
早く、ここを抜けて安心させなくては、そんな心の声が聞こえてくるようだ。
だが仲間の意見を無視する訳にもいかない、長男は大変だ。
では、俺が手を打ってやろう
俺はマルコとジョズ達の間に入る
ｲｿﾞｳ「まぁ、そんなカッカしなくていいだろ。子供が怯えている」
「「「!!!!!」」」
本人ほっぽり出して話を進めていた奴らは
子供を見ると、そのみすぼらしい姿に間が悪そうに目を逸らした。
全く、子供をよくも見ず話を進めるからだ…
ｲｿﾞｳ「なにかしてきたら、何とかすればいい。俺達は白ひげ海賊団だぞ？そんなヤワじゃねぇだろ」
俺は煙管に火をつけながら言う。
ｲｿﾞｳ「先の話は、後でしても遅くは無いんじゃないのか」
これには誰も、何も言い返せなかった
ｲｿﾞｳ「そういうことだ。いいな、お前ら」
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茶灯まって(プロフ) - 瑠璃アゲハさん» きゃー！！！ありがとうございます！！！！続編もがんばって書いていきますね！！！ (2020年12月30日 17時) (
レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しませて頂いてます！夢主ちゃんにまだ謎が多いですが、更新毎回楽しみにしています！続編も頑張ってください！ (2020年12月23日 16時) (レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！素敵なお誘いですね！大変申し訳ないのですが、私はこの小説を取り敢えず第一に完成させたいです。ですのでこのお誘いはお断りさせていただきますm(_ _)m是非また機会がありましたら誘って下さい○|￣|＿＝3 (2020年12月12日 13時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？弟のｐｃを貸してくれまして。 (2020年12月12日 11時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます！ツイステ知ってます〜！軽くですがゲームもしてます！ (2020年12月12日 10時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶灯まつ | 作成日時：2020年12月9日 23時
