その少女、訳あり5 ページ6
そんな考えの中悶々と考えていると
ガキはさっきから黙るこちらに気がついたのか心配そうにしているのが雰囲気で分かった
俺は無言でガキに近づく。
ガキはビクビクしながらもこちらが寄るのをじっと待っていた
ﾏﾙ「……」
ガキの視線に合わせてかがみ、俺は顔をよく見た
ﾏﾙ「……！！こりゃ、酷いねぃ」
暗がりで見えなかったがガキは想像以上に小さく、傷だらけだった。
肌は薄汚れ、顔には傷が点々としていた。
ガリガリのからだには痛々しい傷跡がめだつ。
そして赤い髪の毛に光を持たない目
それは、健康なガキとは程遠い、かけ離れた姿だった
本当にぞんざいな扱いを受けてきたのだ。
ガキは俺がこうしてマジマジと体を見ている間もずっと震えていた。
とても見てられなかった
ﾏﾙ「少し、下がってろ」
俺は武装色の覇気を纏った腕でガキの枷を壊す
ﾊﾞｷﾝｯｯ
『っうわｯｯ』
ガキは驚いてしゃがみこんで耳を塞いだ
怖がらせてしまったようだ
ﾏﾙ「悪ぃ、うるさかったねい。でもほら、錠が外れたよい」
ほら、もう怖くねぇよい。
と、ガキを宥めながら俺は枷をよく観察した
牢屋の格子とは違い、最近変えたものらしかった
枷は純度はそこまで高くはないが海楼石も混ざっている様だった
能力者なのか？こんなガキが
……もちろんガキは危険かもしれないが、こんな姿を見てしまったらもう見捨てるという判断は出来なかった。
ﾏﾙ「お前をこれから俺達の船に連れていくよい。いいか、もう怯えなくていいからねい。何も怖くねぇよい」
そう優しい声色で言った。
『……っ』
ガキは目を大きく見開いた
その目から涙は零れることはなく、
代わりに嗚咽がでた。
『ｳﾞｯ…………ｳｪｯ……ﾌｧ､』
ﾏﾙ「はは、泣くのが下手くそだねい」
俺は落ち着くまで背中を撫で続けた。
子供らしくない、骨を感じるようなゴツゴツした背中だった
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茶灯まって(プロフ) - 瑠璃アゲハさん» きゃー！！！ありがとうございます！！！！続編もがんばって書いていきますね！！！ (2020年12月30日 17時) (
レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しませて頂いてます！夢主ちゃんにまだ謎が多いですが、更新毎回楽しみにしています！続編も頑張ってください！ (2020年12月23日 16時) (レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！素敵なお誘いですね！大変申し訳ないのですが、私はこの小説を取り敢えず第一に完成させたいです。ですのでこのお誘いはお断りさせていただきますm(_ _)m是非また機会がありましたら誘って下さい○|￣|＿＝3 (2020年12月12日 13時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？弟のｐｃを貸してくれまして。 (2020年12月12日 11時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます！ツイステ知ってます〜！軽くですがゲームもしてます！ (2020年12月12日 10時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶灯まつ | 作成日時：2020年12月9日 23時
