その少女、訳あり4 ページ5
コツ、コツと石造りの階段を降りていく。
下に行くほど寒く、湿っぽくなっていく
やがて最底へたどり着く。
ﾏﾙ「牢屋、か？」
そこには大きさそこそこの牢屋があった。
中は暗く本当に何も見えなかった
ｶｼｬﾝ
ﾏﾙ「！？」
ふと鉄が地面を這う音が聞こえる
俺の警戒は一気にそちらに向く
『……だ、れ？』
牢屋の奥から出てきたのはガキだった
ここに閉じ込められてたのか……？
放っておいても良かったが……
＿＿＿連れて行ってくれねぇか
あの男の顔がよぎった
きっとこいつの事なのだろう
ﾏﾙ「聞いてやる義理はねぇが……」
俺は力づくで牢屋の格子をぶち壊した
錆びていたのかいとも簡単に壊れた
ﾏﾙ「こんなよわっちかったら直ぐに逃げれたろうよい……まぁ、こっちにこいよい」
俺はガキに近づいた。
『ｯ……』
するとそいつは後退りをした。
ﾏﾙ「大丈夫だ、怖くねぇ、外に出るよい」
俺は怖がらせないように極めて優しい声で話しかける
『!!……外に出たら打たれる…おまえも、殺される』
ぶたれる、のはあの船長にだろうか
ﾏﾙ「もう、そんな事するやつはいねぇよい。俺とこい」
俺は声に勢いをつけて言った。
『……!!??』
暗闇の中ガキは大きく目を見開いた
信じられない、というふうに
『…………これ、取れないんだ』
長い沈黙の末、ガキは自分の手首、足首に付けられた枷をみせた。
ジャラジャラと耳障りな音を立てるそれは
牢屋の中を自由に歩き回れるぐらいには長い鎖に繋がれていた。
ﾏﾙ「今とってやる……」
そこで、はっと思いとどまった
こんな隠れ地下に、1人分の牢屋。
年端もいかねぇガキひとりに手枷足枷こんなに
どうみても普通じゃない
このガキは普通じゃない。
危険な存在なのか？
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茶灯まって(プロフ) - 瑠璃アゲハさん» きゃー！！！ありがとうございます！！！！続編もがんばって書いていきますね！！！ (2020年12月30日 17時) (
レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しませて頂いてます！夢主ちゃんにまだ謎が多いですが、更新毎回楽しみにしています！続編も頑張ってください！ (2020年12月23日 16時) (レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！素敵なお誘いですね！大変申し訳ないのですが、私はこの小説を取り敢えず第一に完成させたいです。ですのでこのお誘いはお断りさせていただきますm(_ _)m是非また機会がありましたら誘って下さい○|￣|＿＝3 (2020年12月12日 13時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？弟のｐｃを貸してくれまして。 (2020年12月12日 11時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます！ツイステ知ってます〜！軽くですがゲームもしてます！ (2020年12月12日 10時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶灯まつ | 作成日時：2020年12月9日 23時
