なまえ3 ページ27
＿＿＿
少女の足元には涙や鼻をかんだ紙が散らばる。
マルコは少女にハナちんさせていた。
ｵﾔｼﾞ「してお前……どんな名前がいいんだァ？」
『なまえ……？ｽﾞﾋﾞｯ』
ﾏﾙ「鼻水出てるよい。ほら」
ﾁﾞｰｰﾝ
ｵﾔｼﾞ「名前がねぇなら付けてやろうってこった。さっき言ったばっかだろうがあほんだらァ」
『あ……』
『おやじ……』
ｵﾔｼﾞ「ンん？」
『おやじに、つけて欲しいんだ。……おれの、なまえ』
おれが、＿＿＿＿＿＿から
ﾏﾙ「親父に名前をねだるやつは初めて見たよい」
ｵﾔｼﾞ「グラララ！俺ァ名前ねぇやつを初めて見たぜ」
ｵﾔｼﾞ「まぁ、そういうことなら請け負ってやろう」
ﾏﾙ「変な名前付けられないねい」
ｵﾔｼﾞ「そーだなァ……大事な娘の名前だ、よォく考えねぇと……」
……
ｵﾔｼﾞ「う〜ん゛……」
白ひげは手で頭を抱え、必死に名前を考える。
ﾏﾙ「親父が真剣に考えてる……」
『……』
ｵﾔｼﾞ「だめだ、真剣に考えるだけ、頭から湯気が出そうだァ……」
ガクッと頭を後ろに項垂れ、天を仰ぐ白ひげ。
ﾏﾙ「血圧上がるねい」
マルコはあまりに長すぎる考え時間に痺れを切らし、カルテの整理を始めていた。
『……』
ｵﾔｼﾞ「……A」
白ひげはポツリと天井を眺めながら呟いた。
ﾏﾙ「え？」
ｵﾔｼﾞ「Aってのはどうだァ？」
白ひげは少女に向かい直し、そう言った。
『A……！』
ﾏﾙ「A！……良い名だねい!!!!」
『A……A、A!!!!ありがとう……！ッうわぁぁぁん！！！』
ｵﾔｼﾞ「グラララララ……！泣いたり笑ったり忙しいやつだなぁ!!!!」
ﾏﾙ「本当だよい……そんなに、嬉しかったんだねい」
『すごく、嬉しいっ……ｸﾞｽﾞ…ありがとうっ！』
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茶灯まって(プロフ) - 瑠璃アゲハさん» きゃー！！！ありがとうございます！！！！続編もがんばって書いていきますね！！！ (2020年12月30日 17時) (
レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しませて頂いてます！夢主ちゃんにまだ謎が多いですが、更新毎回楽しみにしています！続編も頑張ってください！ (2020年12月23日 16時) (レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！素敵なお誘いですね！大変申し訳ないのですが、私はこの小説を取り敢えず第一に完成させたいです。ですのでこのお誘いはお断りさせていただきますm(_ _)m是非また機会がありましたら誘って下さい○|￣|＿＝3 (2020年12月12日 13時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？弟のｐｃを貸してくれまして。 (2020年12月12日 11時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます！ツイステ知ってます〜！軽くですがゲームもしてます！ (2020年12月12日 10時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶灯まつ | 作成日時：2020年12月9日 23時
