モビーにて3 ページ14
＿＿
コンコン
俺はナース室の扉を叩く。
ﾅｰｽ1「はーい……あら、隊長さんじゃない。どうしたの？」
ｲｿﾞｳ「この子に似合う衣装を見繕って欲しいんだが」
ﾅｰｽ1「あらっ可愛い子ねぇ！！！」
ナースはぱっと俺の腕からお嬢をかっさらうと至近距離で話し始める。
歳は？名前は？どこから来たの？
久しぶりの可愛い子にナースは質問攻めだった。
『わ、ぅ……』
お嬢は顔を真っ赤にして顔を逸らす。
さっきの男達との反応とは全く別のものだ。
ｲｿﾞｳ「なんだお嬢、恥ずかしいのか？」
お嬢は俺の服を掴んでモジモジとした。
『……きれいなひとだなって……』
顔を真っ赤にして言うさまは女慣れしていない少年のようだ
ﾅｰｽ1「やだ、可愛い！！！！」
ｲｿﾞｳ「はは、思春期の男子みたいだな」
ﾅｰｽ2「で、隊長さんは服を見てほしいのよね？でもこの子に合うサイズは持ってないわね｡」
ﾅｰｽ3「私の要らない服をリメイクしてみたらいいんじゃないかしら？」
ﾅｰｽ1「良いわね！！！！そうしましょ！！！さ、こっちに来て！」
お嬢はあれよあれよとナース達によって部屋に連れ込まれる。
キャッキャと騒ぐナース達とは裏腹にお嬢は恥ずかしさのあまり困惑していた。
まぁ、頑張ってくれ……
ﾅｰｽ2「そういうことになったみたい。……あ、隊長さんはここで待機、ね？」
ｲｿﾞｳ「あぁ、待ってる」
俺はナース室の扉の横にもたれ、お嬢が出てくるのを待った。
扉の向こうからは、ああでもないこうでもないと試行錯誤しているのが分かる。
俺はと言うと、先程の風呂での事を考えていた。
子供の小さな身体にらしからぬ深い傷。
あんな怪我、不注意でなる物じゃない。牢屋にいたのなら尚更……
お嬢は今は少し治まったものの、ひどく怯えている。
ナースたちにあった時も、はじめて女を見るような目だった。
反応だってまるで異性に対する反応。
いったい、彼女はどんな所で、どうやって育ったのだろうか。
そういえば名前も、年齢も知らない。
そんな少女に俺は早くも情が湧き始めていた。
ｲｿﾞｳ「駄目だ……こんなんじゃ……もう一度、きちんと考え直そう」
でないと、何かあった時正しい判断が出来なくなる。
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茶灯まって(プロフ) - 瑠璃アゲハさん» きゃー！！！ありがとうございます！！！！続編もがんばって書いていきますね！！！ (2020年12月30日 17時) (
レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しませて頂いてます！夢主ちゃんにまだ謎が多いですが、更新毎回楽しみにしています！続編も頑張ってください！ (2020年12月23日 16時) (レス) id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！素敵なお誘いですね！大変申し訳ないのですが、私はこの小説を取り敢えず第一に完成させたいです。ですのでこのお誘いはお断りさせていただきますm(_ _)m是非また機会がありましたら誘って下さい○|￣|＿＝3 (2020年12月12日 13時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？弟のｐｃを貸してくれまして。 (2020年12月12日 11時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます！ツイステ知ってます〜！軽くですがゲームもしてます！ (2020年12月12日 10時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶灯まつ | 作成日時：2020年12月9日 23時
