平和の終わり7 ページ47
＿＿＿＿＿＿＿
ﾏﾙｺ｢Aが……！？｣
ｻｯﾁ｢お、れを……助けようとした、んだ……ｹﾞﾎｯ……アイツも危ねぇ……頼むｯ……｣
サッチはゼイゼイと言いながらマルコに懇願した。
ﾏﾙｺ｢……分かった。詳しくは後で聞くよい。…エース！Aを頼む。俺とイゾウでサッチを雨の当たらねぇところに寄せる…！｣
ｴｰｽ｢……｣
エースは動けないでいた。
誰がこんなこと、こいつらがこんな簡単にやられる訳がねぇ、サッチはナイフだ。そう簡単には刺されないやつなのに、油断していた……？まさか
ﾏﾙｺ｢エース！Aも危ねぇんだ！ぼーっとしてんなら手を動かせ!!!｣
マルコの切羽詰まった怒号にハッと我に返る。
ｴｰｽ｢＿＿わ、悪い!!!!!!わかった。｣
エースはそういうと、サッチの指さす方向に走っていく。冷たい雨はおさまるばかりか酷くなる一方。
……足を滑らせるなんて事じゃねぇ。
…………誰だ？油断していた……？
ｴｰｽ｢まさか……身内か？｣
エースはふと過ぎった嫌な考えを振り払うように甲板を走る。
ｴｰｽ｢……ｸｿｯｯｯ!!!｣
……
ようやく見つけたAは酷い有様だった。
ｴｰｽ｢A……!!!｣
頭から血を流し、足も打ちどころが悪かったのか、怪しい方向に曲がっている。
誰だ？誰なんだ……？
俺の家族にこんな事をする奴は……！
……
エースは怒りで我を忘れそうになりながらも、意識のないAを背負い、マルコ達がいる所をめざした。
ｲｿﾞｳ｢＿＿!!!エース｣
医務室までは間に合わず、幅の広い廊下で簡易的に治療している最中だった。とにかく、ナイフを抜いて、止血しなくては行けない。内臓がやられていて、一刻を争う。
ナース数人、隊長達、医療班、そして騒ぎを聞きつけた船員たちが野次馬化していた。
ﾏﾙｺ｢Aの意識はあるか？｣
マルコはエースがAがおぶられている事を確認すると、淡々と冷静に聞く。
ｴｰｽ｢……いや、今は……でも、息はある。目立った外傷もねぇ｣
ﾏﾙｺ｢そうか。｣
マルコはAを医務室に運ぶようにエースに言う。
『……ん゛、エース……？』
Aは頭を抑えながら目を開ける。
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快斗 - ついに6作目ですね！めっちゃ好みです｡応援してます！ (2021年4月17日 0時) (
レス) id: 670a53b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - ぽんさん» 外し忘れてました…気をつけます！教えてくださり、ありがとうございます！！！助かりました。 (2021年4月16日 19時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 三日月狐さん» ありがとうございます！！！できるだけ、もちろん無理のない範囲で更新していきます！ (2021年4月16日 19時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
三日月狐(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新めちゃくちゃ楽しみにしてるけど、無理のない範囲で頑張ってください！ (2021年4月16日 18時) (レス) id: 3509484858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶灯まつ | 作成日時：2021年4月16日 18時
