平和の終わり2 ページ42
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時はあっという間にすぎて、おれは心の不信感を拭いきれていなかった。
ずっとモヤモヤ、なにか引っかかる。
ﾃｨｰﾁ｢サッチ隊長！今空いてるか……？｣
『……』
ｻｯﾁ｢！あァ。悪いな！｣
2人は酒を持って甲板へ出ていった。
もう夜もいいとこ更けて午前2時だ。
おれはやな予感からか酒を飲んでも上手い具合酔えず、結局酔いつぶれた奴らの介抱に当たっていた
介抱も一通り終わった頃にはもう2時半。あの2人が甲板に行ってから15分くらい。
まだ眠れない
エースは当然、マルコやイゾウ、親父すら寝ている時間帯だ。
『……まだ甲板から帰ってきてねぇのか……？』
様子見ぐらいならいいよな？
ティーチも何の悪魔の実か見るだけって言ってたし……
『……でも』
おれは兄弟水入らずで話しているところ悪いと思いながら忍び足で2人のいる甲板を目指す
2人は甲板で酒瓶片手に何か話しているようだった。別になんて事ない、普通の話し合いだ。床をバシバシ叩きながら談笑している。
おれは不信感を抱いていたが、結局長い世間話に飽きて、空を見ながら聞き耳を立てていた。
綺麗な星空にはどんどんと黒い雲が集う。そのうち遠くでゴロゴロと雷の音が聞こえてくるようになった。
『(やーな天気だなぁ)』
なんとなく眠たくなってきた。……雨が降る前に入っちまおうかな。
そう思って2人の方を見るとまだ楽しそうに話していた。そういやあの2人は親友並みに仲が良かったんだっけか。
結局、おれが思う怪しいことなんてなかった。やっぱり気のせいだったんだ。会話時間が30分を回ればいい加減懲りておれは大人しく船内に戻ろうとする。
ﾃｨｰﾁ「ほんとうは悪魔の実なんか食べたくねぇんじゃねぇのか？サッチ隊長」
ふと、ティーチの声がやけに響く。
『！』
……もう少し、聞いていこう。
ｻｯﾁ「……そうだな……俺ァカナズチになるのは正直ごめんだな」
声のトーンでも分かるくらい、サッチは明るく言う。
ﾃｨｰﾁ「なら、俺にくれはしねぇか？」
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快斗 - ついに6作目ですね！めっちゃ好みです｡応援してます！ (2021年4月17日 0時) (
レス) id: 670a53b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - ぽんさん» 外し忘れてました…気をつけます！教えてくださり、ありがとうございます！！！助かりました。 (2021年4月16日 19時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 三日月狐さん» ありがとうございます！！！できるだけ、もちろん無理のない範囲で更新していきます！ (2021年4月16日 19時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
三日月狐(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新めちゃくちゃ楽しみにしてるけど、無理のない範囲で頑張ってください！ (2021年4月16日 18時) (レス) id: 3509484858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶灯まつ | 作成日時：2021年4月16日 18時
