エースという男1 ページ20
＿＿＿＿
エースと共闘して早1週間
Aとエースはコンビを組まされ、共に切磋琢磨……している最中だった。
手合わせをしたり、モビーの中を二人三脚で駆け足、互いの技を見極め、共闘できるようにするため、隊長達もあれよこれよと手を尽くしていた。
『ﾁｯ…エース早ェよ！！！！もっとこっちの動きを見ろ……！』
ｴｰｽ｢はぁ！？お前だってすばしっこいんだからこれくらいついてこれるだろ！｣
『ちったァこっちも見ろって事だ！！！おれとお前じゃ身長も違うんだから、合わせろ！！！』
.........
ﾊﾙﾀ｢まーたやってる…｣
ﾏﾙｺ｢性格が似てるから相性もいいと思ったが、そうでもねぇみたいだねい……｣
ｲｿﾞｳ｢競争心が高すぎるってのもあるだろうな。｣
ﾊﾙﾀ｢隊長を相手にさせて2人で共闘させてみても、息も行動もバラバラで瞬殺だったよね｣
ﾏﾙｺ｢あれじゃ大抵の敵は倒せても、少し強い相手じゃ互いのせいで身を滅ぼすことになっちまうよい｣
ｲｿﾞｳ｢何より、お互い信用しきれてない面はあるんじゃないか？｣
ﾏﾙｺ｢なるほど……？｣
＿＿＿＿＿＿＿
Aside
おれは正直、エースが苦手だ。
あいつ、1人でイキがるし全部一人でやろうとするからこっちの手が出しにくい。
そのうえ熱い。
炎で敵を真正面から潰し、最前線を駆けるあいつ、敵の裏をとって背後を取るおれ。
太陽と影、よく考えりゃそうだ、あいつとおれが上手くやれるはずがねぇ。
『ったく……』
でも、コンビを組めとおやじに言われた以上、逆らうことは出来ねぇ。
おれはエースにボロボロにされた末、シャワールームへ向かう。
もうそろそろ、島へ着くらしい。
ﾅｰｽ｢あら、Aちゃん！またそんなボロボロにされて……｣
ナースが丁度、おれを呼び止める。
手袋をした手でおれを撫でると、頬の傷を撫でながら言う。
屈んだ体制だと、ダイナマイトな胸が視界に飛び込む。
『ん』
おれは思わず視線を逸らす。綺麗な女は苦手なんだ。
ﾅｰｽ｢ちょっとくらい、手加減してくれても良いのにねぇ｣
『手加減なんて要らねぇ！…まだおれがあいつの行動を読むことが出来ないだけだ』
ナースは、ふふ、と笑ってポッケから絆創膏を出して、おれのほっぺに貼る。
ﾅｰｽ｢意地を張るのも良いけど、程々にしなさい。あとでちゃんと治療して貰ってね。｣
『……ん』
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快斗 - ついに6作目ですね！めっちゃ好みです｡応援してます！ (2021年4月17日 0時) (
レス) id: 670a53b6c0 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - ぽんさん» 外し忘れてました…気をつけます！教えてくださり、ありがとうございます！！！助かりました。 (2021年4月16日 19時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
茶灯まって(プロフ) - 三日月狐さん» ありがとうございます！！！できるだけ、もちろん無理のない範囲で更新していきます！ (2021年4月16日 19時) (レス) id: 14d735e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
三日月狐(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新めちゃくちゃ楽しみにしてるけど、無理のない範囲で頑張ってください！ (2021年4月16日 18時) (レス) id: 3509484858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶灯まつ | 作成日時：2021年4月16日 18時
