記憶の彼方、今ふたり向き合って-目黒蓮- (ページ14)

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じゃあ、なんでこんな格好なんだ？

「さっきから百面相してる。もう顔隠さないで話聞いてね」

「...うん」

いつの間にか完全に布団から顔を出してしまっていたらしく、蓮に優しく布団の端を掴まれる

「昨日の夜、急にAから電話かかってきて『向き合う決心したから今すぐわたしに会いに来て』って一言だけ言われて電話切れたんだよね。その後、位置情報だけ送られてきてすげーびっくりしたけど、これは逃したらダメだなと思って、会いに行った」

わたしなにやってんの？？

たしかに決心したけどさ！！

全然記憶にない...！！

「行ったら深澤さんとAが居て、深澤さんに『Aのことよろしくね、あなたと向き合う決心したみたいだから』って」

「深澤さんそんなこと言ってたんだ...」

「Aって酔ってても顔色に出たりしないんだね、最初シラフかと思ったよ」

「記憶飛ばす程飲んだの初めて...」

蓮から聞くことのすべてに愕然としてしまう