傷口 ページ7
『今日は星がきれいですね』
ど派手くんの方はみていない。みていない、けれど、ど派手くんが目を見開いた気がする。
『嗚呼、先に言っておきますが、私は君の過去を見ても拒絶するような人間ではないからね、だから』
一緒に、行こう。
手を差し出す。その手をど派手くんが掴む。
「……り…がと。」
『そもそも君はちょっと元気すぎるほうが、君らしい』
「……ねぇ、僕忘れられてない?」
「あ、」
『あ、』
「怒るよもう」
思わずくすくすと笑う。笑って、ど派手くんに会いに行く。
私の知らないど派手くんに。
『……そういえば、過去のど派手くんと今のド派手くんが会ったらどちらか消えるとかはないですかね』←
「え、」
「まあでも宇髄さんだし。何とかなんと思う」←
「いやちょっと待て、!いや、歩くのやめろ!てめぇら!!!!!!」
嗚呼、やっぱり君は、これぐらいうるさいほうがいいと思うよ。
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ひいらぎ・いろ(プロフ) - 紅林檎飴さん» お久しぶりです、紅林檎飴さんもどうか元気でお過ごし頂ければと願ってます。こんなにも長く作品を見てくれて、面白いと言ってくれて、小説書いてて一番嬉しい瞬間です、ありがとうございます。 (2021年3月5日 6時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
紅林檎飴(プロフ) - こんな遅くにごめんなさい、そしておひさしぶりです!!!あっ、覚えてないかと思いますが、元紅い林檎飴です!あのコメント以来ですかね...ここに戻って来ました!相変わらず面白くて大好きです!最近暖かくなってきましたが、体調にお気をつけて! (2021年3月4日 22時) (レス) id: 24925b8b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひいらぎ・いろ | 作成日時:2021年3月3日 21時