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『時空連続体に大規模な異常が観測された』
あの日からだ
『時間の流れはメチャクチャに動き回って…止まって…また動いて…突然全てが終わるんだ』
『終わったと思えば、また始まってる、でもそこはさっきまでと何か違う』
同じ時期
『へへ…それってお前の仕業なんだろ?』
どうせアンタも関わってんだろ?
『お前には分からないだろうなぁ、ある日なんの前触れもなく、何もかもがリセットされる…それを知りながら生きていく気持ちなんて』
アンタはわかっててやってんのか?
『へっ…なんか言えや』
(俺)がそう言ったターンでクソガキは何度目か分からない死を迎え、戻ってこなかった
このニンゲンはこうやって何度か戦って勝てないとしばらくロードせず戻ってこなくなる
ま、どうせしばらくしたら戻ってくるんだけど…
『はぁ…』
ニンゲンがいなくなったことで張り詰めていた空気がなくなり疲れがどっと押し寄せた、その疲れを少しでも無くそうと回廊の柱に寄りかかり座る
『チッ、なんでこんな…(俺)が…(俺)達が何したっていうんだ』
このニンゲンは何がしたいのか、(俺)を倒すとリセットする、ただの愉快犯なのかもしれない
いっそ(俺)が死ねばソフトは一瞬だが戻ってくるではないか…いや、それが耐えられないんだろう
『…なんで(俺)はガキがいない時まで気が滅入ること考えてんだ』
疲れたな…少し寝るか
“ジジッ”
『…ん?』
寝ようと目を閉じる直前、耳障りな音と共に一瞬黒いものが視界に入った
“ジッジジッ”
また視界に映るそれはテレビやコンピューターで見るような砂嵐、グリッチに見えた
『…は?』
そしてそのグリッジは徐々に広がり辺りを覆い尽くし、
『何やりやがったクソガキ…それとも…』
気づくとそこにいたのは、
??「久しぶりだね、A君」
久しぶりに見たクソ親父
『やっぱあんたか
ガスター』
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作者名:ハード | 作成日時:2022年12月23日 22時