一枚上手、理解者様【UNDERTALE AU】 (ページ15)

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『あぁ、ここは貧富の差が激しいからな、それに加えていつ裕福になっていつ貧乏になるか分からない、だから金があるときに自慢目的のでかい家を建てるのさ』

ｻﾝｽﾞ｢じゃアンタはあんま金持ってねぇのか？｣

『まさか、（俺）はそういうの好きじゃない、2人で住むのにでかい家なんて寂しいだけだ、とりあえず入ろうぜ、（俺）寒い』

鍵を開けドアノブに手をかける

本当は寒くなんかない、強いて言うなら早く、久しぶりの大事な弟に会いたいだけだ

ドアを開けると、記憶と同じくキッチンで料理をしているソフト

ｿﾌﾄ｢あ、姉ちゃん！遅いぞ!!今何時だと思ってるのッ！｣

『さぁ？何時だ？』

駆け寄りたい気持ちを抑え、いつも通りの返答をする

ｿﾌﾄ｢もう100時だよ!!!｣

姉弟…やっぱ姉弟だ、変わらない（俺）のリアルスター

…ところで、

『あー、姉弟それは多分温度計でしかも料理に使うようじゃないぜ？あと、客が来てるから家を燃やす訳には行かないから火を止めてくれ』

ｿﾌﾄ｢何っ！お客さん!!!｣

ソフトはAの後ろにいる4人に目を向けた

ｿﾌﾄ｢姉ちゃんが誰か連れてくるなんて珍しいね！いつもなら絶対に家に連れてこないのに｣

『訳ありでな、こいつら別世界の（俺）達らしい、こっちがオリジナルでこっちがフェル、フェルの方がわかりやすいかもな、ソフトも覚えてるだろ』

ｿﾌﾄ｢うん！俺様がロイヤルガードに居るやつだ！｣

なんか色々大事なとこが抜けてる気がするが…

『…そうそれだ、（俺）達のたまになる変なやつはこいつらが元になってるらしい』

ｿﾌﾄ｢つまり…俺様がいっぱい居るってこと?!｣

あながち間違いじゃない

『うん、まぁ…』

ｿﾌﾄ｢凄い！ほかの世界の俺様はスケルトンなのか!!なんてイカしたスケルトンなんだ!!!｣

ﾊﾟﾋﾟ｢なんだと！この世界の俺様はニンゲンにそっくりだ!!俺様感激!!!｣

『…可愛いなぁ』ﾎﾞｿｯ

ｻﾝｽﾞ｢分かるぜ、COOLだよな｣

（俺）がサンズと顔を綻ばせながら話している間に、自己紹介を済ませたようだ

誰とでもすぐ仲良くなる姉弟、末恐ろしいぜ…

ｿﾌﾄ｢次はそっちのフェル？の俺様とお話したい！｣

ソフトが満面の笑みでエッジに近づく…ん？近づく？なんか嫌な予感が…

気がついた時には時すでに遅し、さっきの笑顔が嘘のように黒い衣装に身を包んだ鬼の形相のソフトが（俺）を見下ろしていた