1年A組の野生児 (ページ5)

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梅雨ちゃんと分かれて他受験者がいない遠くまで適当に走ってきたが、ただ走り回るだけで見つかるほどヴィランが騒いでいるのかがわからない。

『とりあえず周りの音を、』

ドカーーーーーーーーーン

『…思った以上に機敏に動いてんの、なっ』

走ってた先に出てきたヴィランにそのままツッコミ倒す

『こいつ1Pかショボ』

そういやこいつ標的がなんとか言ってたな、受験者探して回ってんの？

『騒いでたら集まるか？』

と考えている間にもヴィランは何体かきて20P以上にはなった。とはいえ何もしないで集まってくるのでは効率が悪い。

『はー…騒ぐか』

周りに他の受験者がいる可能性を考え、鼓膜が破れないよう上を向いて

『ライオンくらいなら平気か？ま、なんでもいいや』

『スゥ…あーーーーーーーーーー!!!!!!』

ライオンの咆哮でもよかったけどヴィランだと思われて人が集まると面倒だし普通に人間の声で叫んでみた、すると予想以上のヴィランが集まってきた

『効果的面』

集まったヴィランを倒してたら50Pはおそらく超えた

『あとは人が集まってるとこに行くか』

この試験はヒーロー科試験、予想ではヴィランを倒したポイントだけが採点基準じゃないはず。

『やっぱヒーローっぽく人、助けるべきかな…ん？なんだこの音？それになんだあれ…』

中央から離れているここからでも見えるほどにでかく暴れ回っているロボット

『0Pヴィラン、デカすぎ…』

でも、悪いけど利用させてもらう。あんだけデカイの出てきたら

『怪我人くらいいるでしょ』

チーターの個性で走っていく

中央に着くと案の定怪我をして止まってる人が少なからず居た。そしてそれ以上にいたのは、そんな人を置いて迷いも無く一目散に逃げる人たち

『…ヒーロー科志望が聞いて呆れるな』

??「Aちゃん！」

※続く