1年A組の野生児 (ページ12)

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【グラウンド】

皆「個性把握テスト？」

麗日「入学式は!?ガイダンスは!?」

相澤「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」

式とか人多いし暇で苦手だからよかった

相澤「雄英は自由な校風が売り文句、そしてそれは先生側もまた然り…お前たちも中学の頃からやってるだろ、個性使用禁止の体力テスト」

相澤「国は未だ画一的な記録をとって平均を作り続けている、合理的じゃない。まぁ文部科学省も怠慢だな」

相澤「実技入試成績のトップはA、ヴィランPのトップは爆豪だったな」

爆豪「チッ」

1位だったからか爆豪とか言うやつに睨まれている

相澤「中学の時ソフトボール投げ何メートルだった」

爆豪「67m」

『42m…くらい、多分』

覚えてないけどこれくらいだった気がする

相澤「曖昧だな、まあいい、じゃ個性を使ってやってみろ」

相澤「円から出なきゃ何してもいい、どっちでもいいからはよ思いっきりな」

『やっていいよ』

爆豪「うるせえ！てめぇなんかに言われなくてもやるわ！」

荒れてんなー

爆豪「んじゃまぁ…死ねぇ！」

『口悪…』

相澤「まず自分の最大限を知る、それがヒーローの溯上を形成する合理的手段」

“705.2m”

皆「おぉ！」

黄色「705mってマジかよ」

周りからはこの結果に対する驚きの声が上がった、がその中で

ピンクの子「何これ面白そう！」

ピンクの子がいった面白そう

肘「個性思い切り使えんだ！さっすがヒーロー科！」

それに乗っかった肘の上がった声

『なんか嫌な予感』

相澤「面白そう、か」

相澤「ヒーローになるための三年間、そんな腹積りで過ごす気でいるのかい？」

相澤「よし、八種目トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」

皆「はぁぁ!?」

『予感的中…』

相澤「生徒の如何は俺たちの自由、ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」

麗日「最下位除籍って入学初日ですよ!?いや、初日じゃなくても理不尽すぎる」

相澤「自然災害、大事故、そして身勝手なヴィランたちいつどこから来るかわからない厄災、日本は理不尽に塗れている。そういうピンチを覆していくのがヒーロー、放課後マックで談笑したかったならお生憎、こっから三年間雄英は全力で君達に苦難を与え続ける、更に向こうへPlus Ultraさ。全力で乗り越えてこい」

『…』

手、抜くわけには行かなくなった訳だ…やるしかないな

相澤「さて、デモンストレーションは終わり、こっからが本番だ」