1年A組の野生児 (ページ2)

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『なんか持ってくもの…別に無いか』

母「A？どこか行くの？」

『あーうん。そう』

母「そう、いってらしゃい！」

『ん。いってきます』

今日雄英の実技試験がある。そして俺は今からその試験に向かうところ、親は知らない。受かったら報告するつもり、もし落ちたとき報告とかしたくないし

(「落ちる気ないけど…」)

【雄英実技試験会場前】

『多いな人』

想像以上の人数に立ち止まりぼーっとしていると

心操「何突っ立ってるんだよA」

『！人使』

人使は中学校が同じでよく一緒にいた、比較的仲が良かった、と思う

心操「受験だな」

『緊張してんの？』

心操「まあ、そりゃな、Aは相変わらずだな」

『落ちねえし』

心操「そうかよ」

【ヒーロー科試験説明会場】

マイク「受験生のリスナー！今日は俺のライヴにようこそー!!」

マイク「エヴィバディセイヘイ!!」

シーーーーーーン!!

これだけ人がいるなら反応する人がいてもおかしくないが、全員緊張してるのか反応する人はいない

マイク「こいつあシヴィー、なら受験生のリスナーに実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!」

マイク「アーユーレディ!?」

プ「イェーー!!」

シーーーーーーン!!

『プレゼントマイク…すげ』

つかやっぱ誰も反応しないのな

心操「A好きだよなプレゼントマイク」

『うん』

心操「意外だよな、ああいうテンション苦手だろ」

『まぁ、ちょっとうるさいとは思うけど好きかどうかは別。ヒーローとしてすげぇと思うし、いい性格してると思う』

心操「そうか」

『聞いといてなんだよ』

マイク「入試要項通りリスナーはこの後！10分間の模擬市街地演習を行なってもらうぜ!!」

マイク「持ち込みは自由！プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな!!」

シーーーーーーン!!

マイク「オーケー!?」

『知り合い同士で協力しない様にしてんだな』

心操「そうだな、俺ら連番なのに会場違うな」

『違ってよかった、こういうのでお前と競いたくない』

心操「俺もだ」

マイク「演習場には仮想ヴィランを三種、多数配置してありそれぞれの攻略難易度に応じてポイントを設けてある!!各々なりの個性で仮想ヴィランを行動不能にしポイントを稼ぐのがリスナーの目的だ!!もちろん他人への攻撃などアンチヒーローな行為は御法度だぜ!?」

仮想ヴィランはロボット…人使の個性は少し、いや大分不利だな

??「質問よろしいでしょうか！」

※続く