74 ページ27
観客席から離れて控え室に向かっていると
??「A」
『…お久しぶりです、爺様、婆様今日はお二人だけですか』
母爺「ああ、貓斗くんのご両親は予定があるとかでな」
母婆「第一試合も二位で上々ね」
母爺「体育祭三位以内には入れ、今までは我が一族のみが知っていたお前の個性を大々的に世間に広めなさい」
母婆「あなたは一族の最高傑作なのよ」
俺は最初以外はお爺さまやお婆様の言葉に黙って頷いていた、会話はなるべくしたくなかった
ああ、そう思うならここを退いてくれ、ここに居たくない、あんた達と話していたくないんだ
俺がここから今すぐ逃げ出したいそう思っていた時
相澤「A、こんな所にいたのかお前の試合もうすぐ始まるぞ…て、ご親族の方ですか？」
母爺「ええ」
相澤「お話中、申し訳ありませんでしたですが時間も迫っておりますので失礼します」
そう言って俺の背中を押す先生、祖父母からどんどん離れていく
おそらく爆豪と麗日の試合でステージは壊れていたのでまだ時間はあるはずだったが、急かす相澤先生になんだか肩の力が抜けた
『相澤先生』
相澤「なんだ」
『…ありがとうございます』
相澤「…祖父母か？」
『…まあ、母方の…個性に熱心で』
相澤「そうか」
俺がこう言いうも何も言わない相澤先生、結構聞かれたかもな
それでも深く聞いてこないのは先生の気遣いか、今の俺にはありがたかった
『そういや相澤先生はなんでここにいるんですか？先生まだケガしてるんですから動かない方がいいですよ』
相澤「…お前の控え室に向かってた、お前は怪我無理やり治したみたいなもんだから無理するなって忠告に」
『先生って大袈裟ですよね、さっきの怪我確認もですけど』
相澤「…そうか？」
『先生としてですかー？それとも私情だったりしてー』
相澤「調子に乗るな」
『アハハッ冗談ですよ』
相澤「…まあ頑張れよ」
相澤先生が俺の頭に手をのせ撫でると満足したのか放送室に戻っていった
さっき祖父母に言われた発言で俺のやる気は失せていたが相澤先生に頑張れと言われ少し頑張ろうと思った
説明のなかった分かりにくいことに対してのそういえばの話→←73
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
舞(プロフ) - ハードさん» いえいえ^_^ ファイトーーーー！！！！ (2023年1月22日 19時) (
レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ハード(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます、最近この小説が自分的に迷走気味で更新が長らく止まってほかの小説に逃げてしまっているのですが、更新したいという気持ちはあるので頑張っていこうと思います。応援ありがとうございます！ (2023年1月22日 12時) (レス) id: 5330b01189 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます！！！！ (2023年1月22日 2時) (レス) @page33 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハード | 作成日時：2022年8月2日 0時
