ビッチ改心する ページ21
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渚「Aー。ここの問題なんだけど…」
私はカエデと渚くんに勉強を教ていた
渚くんが聞きに来るなんて珍しいなーって思いながら
ガラリ
そうしていると突然扉が開きビッチが入ってきた。
ビッチ「You are incredible in bed.Repeat」
ベットでの君はすごいよ……
ビッチ「ほら！」
皆は、言われた通りリピートした。
私は言わん。嫌だ。
全「ゆ、You are incredible in bed.」
ビッチ「アメリカでとあるVIPを暗殺した時、まずそいつのボディーガードに色仕掛けで接近したわ。その時彼が私に言った言葉よ。意味は"ベッドでの君は凄いよ"」
中学生になんちゅー文章読ませんだよ！？ほんと！！
ビッチ「外国語を短い時間で習得するにはその国の恋人を作るのが手っ取り早いと言われているわ。
相手の気持ちをよく知りたいから必死で言葉を理解しようとするのね。私は仕事上、必要な時そのやり方で新たな言語を身につけてきた。
だから私の授業では外国人の口説き方を教えてあげる
受験に必要な勉強なんて、あのタコに教わりなさい！私が教えて上げられるのはあくまで実践的な会話術だけ。
もし、それでもあんたたちが私を先生と思えなかったら…その時は暗殺を諦めて出ていくわ。それなら文句無いでしょ？
後、悪かったわよ。いろいろ」
………ふっ
ビッチがそう言った瞬間みんなは笑いだした。
カルマ「何ビクビクしてんのさ。さっきまで殺すとか言ってたくせに」
「何か、普通に先生になっちゃったな」
「もうビッチ姉さんなんて呼べないね」
ビッチ「あんた達…わかってくれたのね……！」
「考えてみれば、先生に向かって失礼な呼び方だったよね」
「呼び方、変えないとね！」
「じゃあビッチ先生で」
………
ビッチ「えっと…せっかくだからビッチから離れてみない？ほら、気安くファーストネームで呼んでくれて構わないのに」
「でもなー、すっかりビッチで固定されちゃったし」
「うん、イリーナ先生よりビッチ先生の方がしっくりくるよ！」
「そんな訳でよろしく〜ビッチ先生」
「授業始めようぜビッチ先生！」
ビッチ「き〜！！やっぱり嫌いよあんたたちー！！」
ビッチが改心したみたいだ。
良かった良かった。
ていうかそれよりも……
帰っていいかな？あ、でもビッチに早く諦めさせないと！
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作者名：都紀 | 作成日時：2022年1月2日 17時
