不登校になったらエンドのE組に落とされてました。【暗殺教室】 (ページ15)

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『うん…やっぱ冷静になればそう思えるの。なのにさ、渚くんもカルマも私も。知らないうちにこの学校の仕組みが身体に染み付いてしまってる。それが嫌で逃げ出した。』

ぽーんと靴で地面の石を蹴り語りだす

僕もカルマくんもAも…？

『あ、例えば私だったらさっきみたいに偉そうにしている奴らを心のどこかで見下している。カルマも然りね。』

カルマくんはちらりとAの方を見た。

何も口を挟まない。

『んで渚くん。心のどこかでE組だから、と理由にして逃げてたり見下されることに言い返せなかったり慣れてしまったり。』

＂私はそれに寒気がした。＂

そう呟くA。その横顔はどこかやるせない顔だった。

僕はAの言葉に言い返せない。

そりゃAは天才だけど僕はエンドのE組……

なんて言い訳をしたくなる。

カルマ「贅沢な悩みだねぇ。もっと気楽に考えればいいのに」

カルマくん、

歩きながらカルマくんはそう言った。

『うるさい。教師にやたら執着してたアンタに言われたくないわ。』

渚「知ってんの？」

『教えてくれたぁ。クラスメートが。』

カルマ「執着って、言い方…。だってさぁ信じてるぞって言ってた癖に見放されるこっちの気持ちにもなれっつーの」

『ふーん。でもあのタコになにか言われたんでしょ？そうじゃないと説明がつかないくらい大人しいもん。』

渚「あぁ、あったね。」

カルマ「俺の話はいいんだよ！」