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雅紀side
帰る時間になっても翔ちゃんが来ない
そういえば朝から見ていない？
俺は翔ちゃんと学年が違うから分からない
智「雅紀〜迎えに来たよ〜って翔は？」
雅「それが まだ来ないの？」
智「どうしたんだろうな」
雅「あっあの子 翔ちゃんと同じクラスの子だ。ねぇ翔ちゃんは？」
クラスの男子「翔？翔は今日 学校には来てなかったけど…」
雅「来てない？！ なんで？俺よりも先に行ったよね」
智「もしかして。夜の怪しい男。まずい 早く父さんと和兄に電話しなきゃ。あと警察と」
翔ちゃんが誘拐されたと言うの？
翔ちゃんが…翔ちゃんが
智「大丈夫だよ。雅紀。ね？翔は大丈夫」
焦る俺を落ち着かせてくれる智兄
俺たちは智の車でこの近くをグルグルと捜したが見つからない
人気の少ない道に翔ちゃんのつけていたストラップが落ちていた
それを拾い、あたりを探す
途中 警察の人から電話があって、目撃者がいたと聞いてすぐに家に帰った
目撃者の話によると、制服を着た眠っている男子生徒を運ぶ男の人がいたって
顔は帽子を被っていて見えなかった
翔ちゃん 待っててね
絶対に俺たちが捜して出してあげるからね
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作者名：Momoka | 作成日時：2015年9月23日 0時
