父親の雷 9-1 ページ36
翔side
今はクラスの友達と遊んでいるんだ
でも、本当は今頃 病院で検診をされているんだけど嫌だからサボっちゃった
友1「翔 行くぞ〜」
翔「うん！」
僕の好きなサッカーをしてるんだ
友2「翔たち強すぎ」
友3「チーム変えようぜ」
翔「いいよ」
6人で遊んでいるんだ
サッカーが終わると2人が門限のため帰った
僕も本当は帰らないといけないんだけど、検診サボっちゃったからお父さんたちに怒られるの わかったてるから帰りたくない
友4「水遊びしようぜ」
友1「いいね。風船でも買う？」
翔「水で遊ぶの？」
友4「翔はやらないの？」
友3「やろうよ」
翔「ぅん」
友1「じゃあ俺買ってくるよ」
友3「よろしく」
友達は買いに行っちゃって
僕は携帯を確認すると、お父さんたちからLINEが沢山送られてきていた
もうサボっちゃったし
戻れないよねぇ
友1「お待たせ〜」
友4「じゃあ誰が1番 大きく作れるか勝負な」
みんなが水風船を作り出した
僕も作っていると隣から水がきた
友1「割れちゃった」
友4「俺も」
どんどん風船が割れていっちゃって、みんなも僕もビショビショ
翔「くしゅん！」
友2「翔 大丈夫か？」
翔「うん」
友2「あっ俺 もう帰らないと」
友4「俺もだ」
友3「じゃあ帰るか」
僕は家の前まで帰ってきても、家の中に入る勇気が出なかった
どれくらい経つだろう
しばらく家の前で座っていた
翔「くしゅん…はっくしゅん！」
雅「翔ちゃん？」
翔「くしゅん」
雅「翔ちゃん！よかった探したんだよ」
和「雅紀 見つかったの？」
雅「うん」
翔「くしゅん！」
雅「翔ちゃん寒い？」
翔「ぅん…はっくしゅん！」
和「はやく家に入ろう」
雅「立てる？」
立とうとするけど足に力が入らなくて
和「雅紀 俺の背中の上に翔を乗せて」
雅「わかった」
和兄は僕を背負ってリビングのソファに寝かしてくれた
智「翔！見つかってよかった」
和「父さん。翔 凄く冷たいから何か温まるもの」
潤「これ湯タンポ。雅紀 上から毛布取ってきて。コーンスープのめるか？」
翔「ぅん…くしゅん！くしゅん！」
雅「はいこれ」
和「ありがと」
智「父さん 俺も手伝うよ」
潤「ありがと」
みんなが色々してくれて寒くはなくなった
けど、今度は咳が止まらなくて
翔「ケホ ケホ」
和「辛いねぇ」
智兄が背中をさすってくれているおかげで喘息の発作は出ていない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Momoka | 作成日時：2015年9月23日 0時
