弟と俺part5 (ページ48)

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終わんないページ48

翔side

昼も過ぎ、昼食を食べて

また勉強を再開

潤はとっくの前に終わったみたいで今はテレビを見ている

智「別に終わらすことないんじゃないの？」

翔「でもどうせやらなきゃならないんだし、明日持って行って出したいし」

智「だからまだっていうか、無理しちゃダメなんだって(´･ω･｀)」

翔「そんなこと言ったって」

智「何焦ってんの？」

父さんのその言葉にプチンっときてしまった

翔「そりゃっ焦りもするよ！勉強追いつけないんだから。これくらいしておかないと…」

さっきまで笑っていた潤が泣き始めて

冷静さを取り戻した

どうしたらいいのかわかんなくて、何も言わず部屋へ戻った

翔「なにぶつけてんだろ…」

ベット寝転び、溢れそうになる涙をこらえる

翔「…しんど…」

身体が重い…頭が重い…気持ちが重い…

俺はそのまま枕へ顔を押し当てて溢れ出てくる涙で濡らした

数分泣いた後、涙は止まった

目が腫れていないか鏡を見ようとベットから立ち上がろうとした時、足に力が入らず

そのまま膝から倒れた

翔「ぃってぇ…」

誰かが階段を上がってくる足音が聞こえる

父さんだ

智「翔？！どうした？」

翔「大丈夫…出てって…」

まず、座ろうと腕に力を入れるが

思ったように動いてくれなくて

父さんが何も言わず手伝ってくれてベットまで戻れた

智「大丈夫？」

翔「…父さん、ごめん」

智「なにか謝るような事したの？」

翔「ぶつけちゃって…ごめん」

智「焦る気持ちもわかるよ。父さんも無神経な事言ってごめんね。今日は休もう。明日学校行けないよ？嫌でしょ？」

翔「うん。あ、潤は？」

智「テレビ観てる。びっくりしちゃっただけだよ」

後で潤にも謝らなきゃ