弟と俺part5 (ページ39)

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2人揃ってページ39

翔side

翔「父さん、何か本持って来てほしいな」

智「昨日持ってきた本は？」

翔「読み終わった」

智「そう、じゃあ漫画でもいい？最近新しく出たんだよ父さんの後輩の漫画」

翔「へぇ、読みたい」

智「車にあるから取ってくるよ」

翔「ありがとう」

父さんが出て行って寝ている潤と2人きり

暫く潤の頬をつついでいると

潤「ん…しょぉにぃ…Zz(´-ω-｀*)」

俺のことを呼んでまた寝た

今はこういう風に見舞いに来てくれるけど夜は独りきりだから寂しいんだよね

後、熱が下がったわけじゃないから

独りになると辛くもなる

そんなことを考えていると俺も眠たくなっちゃって

寝てしまっていた

目がさめると

潤「あ！翔兄起きた！」

智「本当だ。病室に入ったら2人揃って寝ていたんだもん」

翔「ごめん、なんか眠たくなってきちゃって」

潤「みて～、コレね潤が作ったの」

潤が見せてくれたのは折り紙で作った鶴

潤「お父さんがねこれ作ったら翔兄元気になるって^ ^」

翔「ふふ^ ^ ありがとう」

智「これ言ってた漫画」

翔「へぇ、妖の話なんだ。面白そう」

父さんはこういうもの書かないからね

潤「妖って何？」

翔「妖怪みたいなものかな？」

潤「おばけ？」

智「そうなんじゃないの？」

翔「バケモノみたいな感じじゃないの？」

智「わかんねぇや」

父さんと潤がいれば自然と笑っている

やっぱり家族って病気にはいい薬だわ^ ^