弟と俺part5 (ページ35)

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薬のおかげでページ35

智side

お昼頃には頭痛が治まってきたみたいで 1時頃まで寝ていた

看護師さんが昼食を届けにきてくれたんだけど、せっかく寝れた翔を起こすのも可哀想だと思い、また後で持ってきてもらえることになった

俺は1階の売店でパンを買い寝ている翔の隣で食べる

ここの個室にはベットから少し離れたところに机があって、俺はそこでストーリーを考えていた

ドアをノックする音が聞こえた

松「ぐっすりですね」

智「そうですね」

松「頭痛を止めれても吐き気は止めれない場合があるのでこれ使ってください」

そう言って洗面器を持ってきてくれた松坂先生

本当優しい先生だよ(´∀｀ )

洗面器をベット付近に置いてまたさっきいた椅子へ

ストーリー考えるなんて難しいよなぁ(´･ω･｀)

何も浮かばないし

悩んでいると翔が起きた

智「おはよう。昼食食べる？」

翔「ぃぃ…」

智「お茶は？」

翔「のむ」

ベットの背中を少しあげて飲めるようにしてあげる

お茶を飲んだ翔

でもすぐに手は口元へ

さっきもらった洗面器を口元に持ってきてあげると

勢いよく嘔吐してしまった

ほぼ、何も食べれていない状態だから吐くものはない

だからもっと辛いはず

代わってあげれるなら代わってあげたい(´･ω･｀)

口に出しては言わないけど

昔苦しんでいる翔に言ったんだ

代わってあげれるなら代わってあげたいって、そしたら翔は、代われないくせにそんなこと言わないでよ、って怒っちゃったんだよねぇ

だから、それからは口に出して言わないようにしている