薬の効果は短い ページ8
「離せクソジジイ!!」
ご飯を食べてない体で逃げようとする俺はだいぶ無茶があると思う
いや、普通に逃げられない
レパ「薬に耐性が付いたか」
あの日
薬の実験をされた日から記憶がない
きっと3日はたっている
くそ、耐性が付くまで投与されたのか
レパ「これからパーティーなんだ。大人しくしてくれよ」
「誰が!!」
魔法で押さえつけられている体は前に比べ
だいぶ痩せてしまっていた
レパ「また拷問魔法をかけてやる。薬じゃないだけありがたく思うんだな」
クソ野郎が!
これ以上俺の体に触るんじゃねぇー!
そんな俺の思いは届くわけもなく
俺の足はとられ、車いすに座らせられた
「っ!!!」
足と当時に声帯、視力も奪われたようだ
レパ「さぁ、パカ。私と出かけようか」
車いすが押される感覚がある
こんな姿で人前に出るなんて、、クソだな
俺は光すら感じられなくなった目を閉じ
神経を耳に送ることしかできなかった
あぁ、なんて無力なんだろうか
ーー
ラギーside
ラ「こんな格好するの初めてっス」
タキシードなんてものはもう着ないだろう
そう思いながら俺は袖を通す
レ「シャキッとしろよ」
ラ「わかってるっス」
今回のメンバーは俺、レオナさん、アズールくん、フロイドくん、ジェイドくん
それからカリムくんとジャミルくん
クロウリー先生とクルーウェル先生だ
ラ「このメンバーなら大丈夫っスよね?」
わかってる
これが最善だって
でも、不安になってしまうのは仕方ない
レ「さぁな、とりあえずやってみるしかない」
ラ「そうっスね」
俺たちはパーティー会場に向かった
ここにAがいる、、
待っててくださいっス
この時の俺は甘く思っていた
すぐに助けられるって
そんな保障どこにもなかったのに、、、
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作者名:ナイト | 作成日時:2020年8月23日 1時