第四十七局 ページ8
「あー!雅兄!ダメだよ!」
雅「あ?どうやったって一緒だろ」
時「なにか悪いことなのー?」
作り始めてはや数分
2人がこんなに無知だとは思わなかった、、、
まぁ、普段から自分で作る機会なんてないだろうけど
さすがにびっくりした
粉にリキュール入れようとする人
いや、確かに入れるお菓子はあるよ
でもさ、クッキーには入れないじゃん
なに?金持ちのクッキーはリキュール入ってんの?!怖いんだけど
「いい?粉はまずふるいをかける」
時「これするとどうなるのー?」
「こうしておくと綺麗に焼けるんだよ」
ダマになると色々面倒だからなー
雅「で?このあとは?」
雅兄はふるいをしながら俺に聞いてくる
頑張れ←
「次は溶かしたバターを粉と混ぜるから早くふるって〜雅兄」
時「頑張れ!雅兄!!」
雅「おぉー」
シャカシャカと頑張る雅兄
俺はその横でグラム数を計ってバターを溶かす
時「すごーい!溶けてる溶けてる!」
こんなことでも感動するんだな
、、、平和だな
その後は雅兄がふるった粉に砂糖を混ぜてバターと混ぜ合わせてこねる
あ、型抜き
どこかなー
あったあった
「じゃあ、時雨。この中のどれでもいいから型抜いてごらん」
机の上にはいろんな形の型がおいてある
雅「俺もやろー」
そういうと雅兄は花の形の型を取った
案外可愛いの選ぶんだなー
零「なんだ、みんなここにいたのか。探したぞ」
「あ、零兄」
零「なんか作ってるのか?」
俺たちを探していたらしい零兄
まぁ、キッチンで何かしてるなんて思わないよな
そりゃ、探すのに手間取るな
「うん、クッキーをね」
零「クッキーか」
零兄は興味ありげに雅兄に近づく
やりたいのかな?
「できたら零兄も食べる?」
零「いや、時雨のおやつだろ?取るのは悪いからいいよ」
「大丈夫、沢山作ってるから」
普通の分量の3倍は作ってるからね
零「じゃあ、貰おうかな。
出来たら呼んで?俺は部屋で仕事するから」
「うん、わかった!」
そういうと零兄は部屋に戻って行った
さて、もう型抜きは終わったかな?
時「これどうすればいいのー?」
鉄板にいろんな形のクッキーが並んでいる
あとは焼くだけっと、、、
「じゃあ、少し待ってようか」
待ってる間に、と思って入れて置いた紅茶を2人の前に出す
ーー
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作者名:ナイト | 作成日時:2019年10月3日 11時