第七十八局 ページ40
過去の回想シーン入ります
ル「なぁ、綾人」
「ん?何?父さん」
ル「お前好きなことあるか?」
「いや、、特にないかな」
その頃の俺は囲碁はまだやっていなくて
何をしても楽しくなくて
熱中できるというものがなかった
ル「そうか、じゃあ、いつかできるとしよう」
「?うん。」
ル「お前はそれを、全力でやる。そうだろ?」
「まぁ、好きになったらやるね」
ル「だろうな、そういう性格だもんな」
「?何が言いたいの?父さん」
ル「俺と約束をしよう」
「約束?」
ル「あぁ、もし熱中できるものができたら自分が納得がいくまで続けて強くなる」
「、、、納得がいくまで」
ル「そうだ、やりたいのにやめる
なんて日が来たって続けるんだ」
「もし、できなかったら?」
ル「できないんだったら、できるところを探せ
それでも無理だったら自分で作りなさい」
「、、、まぁ、俺にそんな物ができればだけどね」
ル「できるさ、絶対にな」
「わかった。守るよその約束」
ーーー
そしてそれから1年ほどして囲碁に出会い
俺は父さんの言っていた熱中するものができた
楽しかった、強くなれるのが嬉しかった
でも続けることが出来ないんだ
この状況じゃ仕方ないって
「思ってくれる?父さん」
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作者名:ナイト | 作成日時:2019年10月3日 11時