囲碁のプロを目指してた俺は大富豪に引き取られました (ページ28)

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第六十七局ページ28

｢それで、俺を呼んだ要件はなんでしょうか｣

まわりくどいことは嫌いな主義である

龍｢ふん、俺はお前を認めてなんかいないし、この家にいることだっておかしいと思っている｣

今まで椅子に座っていた龍一郎さんは立ち上がる
そしてどんどん近づいてくる
俺より背が高いため俺が見上げる形になる

龍｢実際今にでも追い出してやりたい所だがそれをしたらお母様が怒りそうだからな。やめておこう｣

｢､､､要件はそれだけでしょうか｣

俺は少し睨むように言う

龍｢なんだその目はお前、ここでそんな態度取ってタダで済むと思っているのか？｣

｢えぇ、だって俺は会社を継ぐのであなたよりは上の立場になります。そうなったらまずあなたを社長の座からずり下ろしますがね｣

龍｢なんだと？｣

｢少し調べさせて頂きました。あなただいぶ会社のお金を使い込んでますね、使っている場所は女とお酒、海外旅行その他もろもろ､､､全てお話しますか？｣((ﾆｺｯ

少し微笑みながら言うと俺がここまで調べていると思わなかったのか顔をしかめる

龍｢ﾁｯ口の減らねぇーガキが｣

｢そんな口調で話されてはいけないと思いますが｣

早く帰りたい
無駄な時間を過ごしている気しかしない今の時間
部屋に戻りたい

龍｢､､､｣

龍一郎さんは俺のことをみながら何かを考える素振りをする。そして数分後
何故か俺は龍一郎さんに叩かれていた

なぜ叩いたのか、意図はわからない
いや、わかりたくもない
すこし驚いてはいるがヒリヒリと痛い頬のおかげで現実に戻れた。感謝はしないけど

｢､､､要件は以上ですね。それでは失礼します｣

部屋から退出する
顔をひっぱ叩かれるなんてこと初めてかもしれない。というか案外いたいな
まぁ、いいか

そう思いながら部屋に戻り、寝た

今日はなんか疲れてしまったのですぐに寝れた
次の日の朝、朝シャンして学校に遅刻しそうになったのはまた別の話である