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第六十二局 ページ23

崇先輩のなでなでから解放された俺は双子の方をむく
何やらボソボソと話していたので内容までは聞こえなかったが、こちらを見ながら話していたのできっと俺たちの関係についてだろう

「常陸院光くん、常陸院馨くん初めまして
それから藤岡ハルヒくん」

光・馨・藤「「!?」」

突然名前を呼ばれ、しかも名乗った覚えのない人からそう言われたら誰でも驚く
なぜ知っている、とね

「ホスト部に少し興味があったんです
鳳さんもいたし
ハニー先輩と崇先輩がいたのを知ったのはその時ですけどね」((ニコッ

だってホスト部なんてどんな神経した人がいるか気になるじゃん?
あ、それじゃあハニー先輩と崇先輩のことも言ってるのか。じゃあ、やめやめ
まぁ、そんなこんなで調べたらみんなの名前が出てたってこと

環さんだけ殿って書いてあったからなー
よくわからなくて初めあった時ピンと来なかった

光「ふーん、じゃあ」

光・馨「「どっちが光くんでしょうかゲーム!」」

環「おい、お前らの遊びに綾人くんを付き合わせるんじゃない!」

??
どっちが光くんかを当てろってこと??
まぁ、それなら、、、

「左が光くんで右が馨くんでしょ??」

光・馨「「っ!?」」

光「ブッブー不正解でーす」

馨「右が光でしたー!」

、、、自分たちで言ってて虚しくならないのかな
こんなにそっくりなら毎度のように間違われていたかもしれないのに
怒りはしないのだろうか
彼らは、、、

「違ってないよ、2人とも似ているように見えるけどやっぱり違う。俺にはちゃんとわかるから嘘ついても意味ないよ。光くん、馨くん」

いくら似ていようが双子だろうが人は人で
1人1人にちゃんと人格というものが存在する
彼らはきっと今までこの状態に至るまでにたくさん嫌なことがあっただろう
それを環さんやホスト部のみんなが助けたのかもしれない。そうだとしたらここは、、、

「そうとう、居心地がいいのかもしれないな」((ボソ

藤「え?」

1番近くにいた藤岡さんには聞こえてしまったのか反応した

こういう所にいると思い出すな、、、

「和谷、伊角さん、進藤、、、」((ボソッ

また会いたいな
なんて思ってしまうのは仕方の無いことだと
俺は思ってしまう

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作者名:ナイト | 作成日時:2019年10月3日 11時

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