第五十六局 ページ17
朝起きて俺が見たのは天井だった
何ら変わらない
なのに家が変わって天井も変わったため
まだ違和感が働く
俺は寝巻きから制服に着替える
何万とする制服なだけ着心地がとてもいい
ネクタイ､､父さんが前にできなくて困ってた
それで俺か母さんがいつも締めていた
懐かしいな
部屋を出る
今日は時雨も雅兄も零兄も学校か仕事だ
だから、朝食はみんな一緒の時間
ガチッ
｢おはよう、時雨｣
俺の部屋の前にいた時雨
寝癖がひどいぞ？
時｢おはよぉ〜｣
まだ寝ぼけているのか目を擦りながら俺に言う
｢まだ眠いのか？｣
しゃがみながら時雨に問う
時｢うん〜｣
その返事を聞いてから俺は時雨抱きかかえ
食堂に向かう
軽いな
時｢んー｣
俺の腕の中で唸っている時雨
雅｢綾人か、はよ。あれ？時雨もいるのか｣
腕の中にいる時雨を見ながらいう
｢いるよ、眠そうだったから怪我したらあれかなって｣
雅｢そっか｣
雅兄と食堂に向かう
特に他愛のない話をしながら時間を潰した
時雨はまだ眠いようだった
なんならさっきよりも眠そうにしていた
零｢雅翔、綾人、時雨おはよう｣
雅｢はよぉ〜｣
｢おはよう、零兄｣
時｢ん〜｣
見事にバラバラな3人
時雨なんて挨拶すらできていない
｢ほら、時雨。そろそろ自分で歩きな｣
時｢わかった〜｣((眠
少しふらついた歩き方だが、まぁ大丈夫だろう
みんなで朝食をとったあと俺は書斎に向かう
コンコン
｢おばあちゃん、おはよう｣
波｢なんだ、あんたかい｣
｢うん、今日から学校なんだ｣
波｢あぁそうだったね。まぁ、頑張ることだね｣
大(嘘つけ心配してたくせに)
失礼なことを心で思う大山だった
｢うん、頑張るよ。じゃあ、行ってきます｣
ガチャン
書斎を出てから俺はスマホを開く
説明を受けた時、今日一日の予定をそこにメモしていたからだ
えーと､､､って確認しても教科書とか全部学園の方に置いてあるんだけどな
時｢あ、綾姉いた！早く行こ｣
｢あ、悪い時雨待たせたな｣
時｢ううん､大丈夫だよ！そんなことより早く行こ！｣
｢あぁ、そうだな。行こう｣
時雨と玄関に向かい車に乗り込む
乗ってからは学校の話だったり友達の話などを時雨から聞いた
楽しそうに話す姿から学校が好きなことがわかった
時｢あ、もう着いちゃった｣ｼｮﾎﾞﾝ
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作者名：ナイト | 作成日時：2019年10月3日 11時
