7話 ページ8
Aside
「Aちゃん!今日も一ノ瀬君と食べるの?」
「多分……ごめんね…一緒に最近食べれてなくて。」
「だいじょぶだいじょぶ!!何かされたらいつでも言ってね!」
お昼の時間になると、いつも一緒に食べていた子達が声をかけてくれた。
だけど結局一ノ瀬彼方が来て「はいさよなら。」状態にはなる訳で。
予想通り、教室に堂々と来て堂々と私の前の席に座った。
「今日もお邪魔しちゃってごめんね。」
「大丈夫だと思いますよ!みーんなとっても優しいのでっ。」
そこの男子どもよ、お前らには言ってないからな。
「Aさんも優しいと思うよ。」
「そ、そんなことないです…。」
恥ずかしがるフリをしながら「不正解です残念ー。」と考える。
私は優しさでこうしてる訳じゃない、これは呆れだ呆れ。
「……やっぱりふわふわしているのが似合うよ。」
「……ふ、ふわふわ…?」
少し、ドキッとした。
と言ってもそのセリフに、キャッキャウフフを感じたのではない。
黒歴史を、思い出したから。
「うわ、お前本当はそんな顔だったの?全然美人って感じじゃない。」
まだちょっと、記憶に残っている。
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2021年2月11日 3時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
あめあめ - カノカさん» 何考えてるんですかねー…w更新頑張ります… (2019年9月3日 21時) (レス) id: ff02591f43 (このIDを非表示/違反報告)
カノカ(プロフ) - 続き楽しみにしてます、そらるさん何考えてるのか気になりますね..... (2019年9月3日 12時) (レス) id: 603037602e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あめあめ | 作成日時:2019年8月30日 19時