イ ケ メ ン 9 人 と 一 般 女 子

6＊自己紹介 ページ6

「んじゃ、君の名前は？」





知念さんが私に言う。






「あ、えと…私は、朝比奈Aって言います。よろしくお願いします。それと、お世話になります」






「Aちゃんね！俺は有岡大貴！」






「え？待ってそこは俺が」






山田さんがそう言うにもかかわらず、次々と自己紹介が進んでいった。






・





「…あ、僕、Aちゃん知ってるよ」







知念さんが私を見て言う。






「へ？あ、会いました…っけ」






ライブとかは行った事あるけど…数万人の中に紛れてる私を見つけるなんてないはず。







「…うん、ライブ、来てたでしょ？後、これ」






と、アルバムを取り出し、自分が書いた衣装を見た。







「ここにね、作者:朝比奈Aって書いてあるの」







…あれ？ほ、ほんとだっ！







「他にもあるよねー、これとか」






色々出してくれるみなさんに、ほっこりしていた。






ああ、覚えて下さるなんて…なんで嬉しい事だろう。







ほんとに私、この人達と一緒に過ごせるのかなあ。

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