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深澤side
岩「やっべ」
楽屋で呑気にスマホをいじってたら、俺の隣で照の困った様な声が聞こえた。
深「どしたー?」
岩「……忘れ物したかも」
深「え、まじ?」
照は小さく頷くと、また鞄の中身を確認するも「まじ」とため息を吐く。
いや、さっきから隣でガサゴソしてんなーとは思ったけども。
深「ちなみになに忘れたの?」
岩「トレーニング用のシューズ。
この後ジム行く予定だから俺」
あーー、照のヤツ今日も行くんだ。
深「もう一旦家に帰ってからジム行けば?」
岩「それだと面倒じゃん。
仕方ねぇけど彼女が俺ん家にいるから連絡してみるわ」
俺が考えてる隙も与えないまま、照はスマホを取り出すと
その彼女って方に連絡をしはじめた。
ふーん、そっかそっか。
彼女ね、かのじょかの……
深「彼女!!?」
岩「うるせっ、
急に叫ぶなって…あっ」
照がしまった、という顔をしたけれど、俺は今それどころじゃない。
それと同時に楽屋にいた佐久間たちが「なになに?」「彼女?」ってわらわらと集まって来た。
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作者名:羽毛. | 作成日時:2024年3月19日 14時