凄いやつだな。 ページ8
白竜SIDE
さっきから自称サッカー部のファンというヤツらからしきりに罵倒される七海。
表では平静を装っているが、内心もう我慢の限界だった。
怒鳴りたい気持ちをなんとか抑えていると七海が口を開いた。
七海「・・・言いたいことはそれだけですか？」
と。短い間だがコイツを見てきて大体性格は掴めた。
だから、この言葉を聞いたときは売られた喧嘩を買ったものだと思って冷や汗をかいた。
でもそれは間違っていた。
七海は本気でこのクラスの女子と仲良くなりたいと思っていた。
七海の本心を聞いた女子が意表を突かれたようで黙っていると
七海「同じクラスの人たちと仲良くなりたいって思うのは当然のことでしょう？」
当たり前って顔をして七海が言った。
そうだ、コイツはそういうヤツだった。
先程の自分の思い違いを鼻で笑った。
女「そう・・・だけど・・・・。」
女「なんで？なんでこんな私達と仲良くしたいと思うの？」
七海「今の発言ではっきりしました。皆さんは自分で自分のことを持ち上げるような人たちじゃない。純粋にサッカー部の人たちが好きなだけですよね？」
七海の優しい問いかけに黙る女子達。
チラッと隣のシュウを横目でみると微笑ましそうに七海を見ていた。
七海「葵さんがさっきうちのことを庇っても、怒りの矛先を葵さんには向けなかった。その時直感したんです。あなた達は良い人達だって。」
そう言って女子達を見回す七海。
さっきまで七海から目を逸らしていた女子も七海に目を合わせた。
七海「だから、皆さんと仲良くなりたいんです！」ﾆｺｯ
そう言って無邪気に笑う七海。
途端に女子達の顔が赤く染まっていくのが分かった。
ホントにコイツは凄いな。
流石、剣城の心を開かせたことだけはある。
冷静に七海を褒めてはいるが、多分俺も顔が赤いだろう・・・。
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サクラ(プロフ) - 三日月さん» 今まで応援してくださってありがとうございました！！サイトも頑張ります。 (2015年2月6日 22時) (
レス) id: 370e2a167d (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - 残念ですが、仕方ないですね。受験頑張ってください！ サイトの方、楽しみにしております。 (2015年2月5日 18時) (レス) id: d5739be970 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - メルディーさん» 返信遅れてすみません(＞人＜;)ありがとうございます！頑張ります♪ (2014年6月16日 3時) (レス) id: ae9ef075ea (このIDを非表示/違反報告)
メルディー - 面白かったです！これからもがんばってください！応援しています！(^o^)/ (2014年5月29日 22時) (レス) id: 4bd8e38331 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 如月にゃんこさん» 終わったな・・・。← ありがとう！！・・・ありがとう！！← (2014年5月5日 7時) (レス) id: 370e2a167d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2014年4月5日 17時
