【A3!】立花いづみの妹はGOD座でした【飛鳥晴翔】

八。 ページ10

【晴翔side】

｢瑠樺？どうかした？｣

｢ぅえ？あ、うん…別に、ちょっと……｣


瑠樺が吃るなんて珍しい…
そう思って、別の言葉をかけようとした、のに。


｢…あの人、何処と無く瑠樺に似てたな｣

｢……っ！｣


丞の言葉に瑠樺が動揺したのが分かった。
…もしかしたら、あの人が、瑠樺の…Aの、実のお姉さんなんじゃないか。
…そう、思った。


｢え？そう？雰囲気だけ、でしょ？｣

｢…それもそうだな｣


そう言って丞が室内に戻っていく。


｢…A、さっきの人…Aのお姉さん？｣

｢うん…演劇を辞めた、私の大嫌いなお姉ちゃん｣

｢……｣


どうしてそこまで実の姉を嫌うのか…
聞いてみたい。でもそれはAが嫌がることかも知れない。知られたくないことかも知れない。


…Aが、自分から話してくれるのを待つしかない。
Aなら、いつかきっと、話してくれる。
…うん、それまで待とう。
僕だって待つことが出来ない訳じゃないし。


｢……晴翔｣

｢なに？｣

｢…戻ろう？｣

｢そうだね｣


そう返事をして、室内に戻る。
Aがいつか話してくれるその時まで…
僕はAが話してくれるのを、待ってるから…









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今更ながら晴翔の口調合ってるのか分からなくなってきた……
間違ってたらどうしよ(´・ω・｀)

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ラッキーキャラ

有栖川誉

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