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2日目 ポーキュバス ページ4

『血すら出ないとか便利すぎだろ。』

翼の技術力に感心しながら狼が目覚めるのを待つ。
なんか知らんけど、起きて去るまで待機って書いてあった。暇なんだが。

『地図見ようにもないしなぁ〜。・・・・・・?』

あれ?この白紙、こんな絵描いてあったけ?
貰った時は白紙で何にも描いてなかったのにいつのまにか緑色の模様が一部に書いてある。

『(何これ・・・・・・。翼すげー。)』←思考の放棄


・・・しばらく待ったんだけども。マジで起きねぇなこいつら。野生の本能どこいった?

  ふわぁ〜・・・わふぅ。

うん、起きた。でも野生じゃないだろ絶対!
毛繕い始めてるし・・・。

『ちょーっとそこの狼さん?』
わふ?
『・・・。』

飼い慣らされてやがる。てかその潤んだ瞳やめてキュートちゃん思い出す。
でも飼い犬?なら飼い主いるよな。聞いてみるか。

『君の主人のいるところに連れてってくれない?』

でも所詮でっかい犬だしな。連れてってくれるかどうか。
なんてこと考えてたら、狼の後ろに無理やり乗らされてどっかに連れてかれてる話しする?

『ふっざけんなよ〜〜〜〜!!!』

 ガウ〜〜♪ ダッダッダッダッダ

数分後ー


『・・・。ここどこ?』

狼に連れられてきたのはでっかい街。
随分裕福そうだな(妬み)クソが。

『いつのまにか狼いないし。』

私を連れてきた狼はいつのまにか消えており、一人になってしまった。
にしてもここの世界の住人は肌が緑色なのかな?

『(待っててもしょうがないし、アブノマ探すか。)』

暇潰しにモノクルを起動しあたりを見回す。居たね、バッチシ見えたよ。
ねぇ、ポーキュバス? そこには見慣れた薬中増産クソきゅうりが居た。

『待てや!薬中増産クソきゅうり!!』 ッタ!

いつものように鎌に手をかけポーキュバスに向かっていく。

ポーキュバス〈キュ!〉

こちらに気づいたのか、尻尾にある棘をこちらに向ける。
あれに刺されて死んだ後輩が何人居たことか。

『ばーか当たらねーよ。』

棘をよけポーキュバスの花に一撃を入れる。

ポーキュバス〈ぎゅあっ!?〉

体制を崩したところを倒そうとすると、突然、目の前に緑色の炎が現れた。

『!?』 スタッ

あっぶな。もう少し避けんの遅かったら死んでたぞ。
炎の奥でかすかにピンク色の髪が見えた。

『(溶ける愛か?でも溶ける愛はあんな髪サラサラじゃないしな。)』

思考を回していると、声が聞こえた。

?「この子を傷つけるのは許しませんよ。」

3日目 発展している街→←支給品 説明書



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ぽぽ - 転スラ知らなかったから緑色の肌が裸の巣のせいだと思ってしまった…とても面白くてかっこいい物語だと思います。更新応援してます! (2023年4月29日 6時) (レス) @page19 id: 8fec33f08b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちまろ | 作成日時:2022年11月4日 20時

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