アブノマ収集日記 (ページ2)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,183 hit

日記　1日目　一個目の世界ページ2

『よいしょっと。』

あんな大口を叩きながら来てしまったよ別世界。
最初にどこ方面を探そうか方位磁針を取り出そうと鞄を下ろすと、ゲートの方からドサドサと何かが落ちる音とともにゲートが跡形も無くなくなっていた。

『え、うそ！？確かにここにあったよね！？』

ゲートは会社で作られた物。と言うことは･･･やりやがったなあのクソゴミカス管理人が。
クソ管理人への怒りを抑えつつ落ちてきた荷物を拾い開けてみる。
中には何故か私が付けていたオーケストラと蒼星のギフトが入っている。･･･それと管理人からの手紙もね。

『(まぁ見るしかないから見るけどさ)』

そう思い手紙を読み始めた。

セラちゃんへ
ごめん🙏大事な物渡し忘れたからそっちに送っとくね。
それとそいつら全部捕まえるまでゲート起動させないから。
そゆことでよろしく〜。頑張ってね。

『･･･いっけなーい☆殺意殺意。いい加減に後から大事なこと言うのやめろや。』

私はニッコニコの笑顔で手紙を破き捨て、マッチで燃やした。

『･･･仕方ない、やってやろーじゃありませんかぁ！』
『(帰ったら死ぬ覚悟で殴ってやる。)』

ーその頃xはと言うとー

x「ｿﾞﾜ･･････なんだか寒気が･･･」

寒気を感じながら処刑弾でオフィサー殺してたよ。

△▼△▼

落ちてきた荷物を鞄に詰め込み横にあった道を進み始めた。

『思えばよく歩道の横であんなやべーこと呟いてたよな。』

ほとんど変人の域だろあれは。まぁロボトミで働いてる時点でおかしいのは私も一緒だけどな。
スタスタと説明書を読みながら歩道を進む。

『ふむ･･･ふむ』ガサッ

いつのまにか大きなオオカミの群れに囲まれていた。

『ただ図体のデカくなったワンコロが私に何の用だよ。』

　ガルルルルルルッグルルルルルッ
　狼はよだれを垂らし今にも襲ってきそうな勢いだ。

『(5匹か)･･･いい機会だし、これを試してみるか。』

そうして目に付けていたモノクルを少し回した。
すると視界が緑色に変わり狼の胸に赤く光る何かがあった。

『お前ら･･･コギト入れられてんのかよ。』
『(こいつらであらかた支給物試すか。)』

ー戦闘は映す価値もないぐらい悲惨ですー

『んん〜。終わった終わった。』

どうやら鎌は肉体とコギトを切り離し、タンクは切り離したコギトを自動回収してくれるらしい。

『しかも本体は気絶するだけって･･･これで害悪アブノマ殺せよ』

無名の胎児とか