♯ ページ39
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フォル「ふふ、なんだかとても心がスッキリしました。」
アス「うん!ご主人達の本音も聞けたし・・・・・私は満足かなっ」
フォル「私も同じです、ねえ様。あ・・・・・でもひとつだけ確認したいことがあります。」
フォルはそう言うとグロキシニアとキングの目を真剣な眼差しで見つめる。
その圧力に二人は思わず固唾を飲み込んでしまった。
フォル「その、Aさんとは・・・・・どういった関係なのですか?」
アス「あ、もちろんご主人達が言いたくないなら無理にとは言わないよ?」
どこかよそよそしく言う二人にグロキシニアとキングは不思議そうな顔で言う。
キング「Aとオイラは同じ七つの大罪同士で・・・・・まぁ、彼女とはなんだかんだ言って一番気が合うかな。」
グロキ「あたしはAと幼なじみっス。特にこれといった特別な感情は抱いてないっスよ?」
二人の言葉にアスとフォルは思わず笑ってしまう。
アス「ご主人ってば鈍いんだね!」
フォル「ねえ様、笑っては若に失礼ですよ。」
アス「そう言うフォルだって笑ってるじゃん?」
フォル「だ、だって・・・・・あまりにも自分の気持ちに鈍感すぎて・・・・・」
アス「あはは、確かにね。明らかにAさんのこと大好きなのにそれに気づいてないんだもん!」
アスとフォルの会話は幸いにも二人には聞こえていなかった。
アス「ふぅ・・・・・聞きたいことも聞けたし、そろそろ元の姿に戻らなきゃね。」
グロキ「もう戻っちゃうんスか?」
フォル「はい。ずっとこのままなのはやはり落ち着かなくて・・・・・それにそろそろ薬の効果も切れてくる頃です。」
キング「そっか・・・・・でも、少しの間だったけどキミ達とお話しできてよかった。」
アス「私達もだよ。」
フォル「Aさんを・・・・・大切にしてあげてくださいね。」
四人は顔を見合せ、互いに笑う。
キングとグロキシニアが瞬きした一瞬にアスとフォルは元の霊槍の姿に戻っていた。
グロキ「不思議な体験したっスね。」
キング「そうですね。けど・・・・・」
たまにはこんな日も悪くない、そう思う彼らだった───。
不思議な体験をした特別な一日。
彼らにとって良い“思い出”となったことでしょう───。
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M・Mっち - ゆっくりにゃにゃさん» 了解しました! (2020年2月28日 12時) (レス) id: 7772235594 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりにゃにゃ(プロフ) - チャンドラーの狂愛お願いします (2020年2月25日 15時) (レス) id: df89433866 (このIDを非表示/違反報告)
M・Mっち - グロキシニア様が大好きな人さん» リクエストがあれば入れます! (2020年2月25日 15時) (レス) id: 7772235594 (このIDを非表示/違反報告)
グロキシニア様が大好きな人 - グロキシニアのストーリーもっと入れてほしいです (2020年2月23日 16時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
M・Mっち - 他のキャラクターを登場というよりは他のキャラをモチーフにした主人公って感じです。でも、確かによく思われない方もいると思います。ご指摘ありがとうございました。 (2020年2月1日 10時) (レス) id: 7772235594 (このIDを非表示/違反報告)
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