鯖の味噌煮 ページ23
どうやら佐疫が斬島と平腹を連れてきたらしく、何かあったら玄関口というのを守って待っていた。 そのすぐそばには田噛がだらけてい、それを平腹がつついている。
取り敢えず情報を伝えると、佐疫が口に手を当てうーんとうなった。
「武器を使って亡者だけってわけには行かないし…」
「そう、佐疫の言う通りそこが問題なんだよなぁ。Aさんごとってわけにもいかないし」
「気絶させればいいんじゃねー？」
「気絶させたら出てくんのか？」
「わっかんねぇけどさー、やるしかねえだろ？」
「殴るのか？」
「斬島、平腹がやったら頭蓋骨折れそうだから駄目」
「生者は再生しなくて面倒だな」
「そもそも人間がいるだなんて思わなかったからな」
「谷裂、それってハプニングってやつだろ？オレ知ってる！」
谷裂が無言で平腹を殴った。 ごうんっと鈍い音がして平腹が文句を言う。
「…、あ」
ひとつ、思い出した。
水の中に浮いている。きっと違うのだろうけどそのように感じた。ぽこぽこと、ふわふわと。ああ、なんかこんなのに消えてしまってもいいかもしれないというくらい心地が良い。寝てしまいそうな暖かさで、実際私はウトウトしていた。若干首がキツイような気もする。ん？ 首？
隣からギャァシャ！という声が聞こえる。横を見ると蛇がいた。
「いっ！？」
柄のなく、真っ白の蛇。瞳が赤くて綺麗。
なんでだろうか。ここは何処だ。
振り解こうとしても首が締まるだけなので諦める。
「ねぇ、ここどこ？」
蛇にそう問いかける。馬鹿だとは思うがこの非常事態、情報がほしい。
だが予想した通りぎゃししというだけでさっぱりわからない。取り敢えず歩き回ると迷子になっていた。ここで迷子という表現を使っていいのかは分からないが。
まぁ行く当てもないし、と軽い気持ちで歩き回る。
道の先に何かが落ちている。近づいて拾ってみると、それはボロボロと崩れてしまった。燃えた後のようだった。
蛇が首をつついてくるので顔を上げると、そこはじめっとした私の大嫌いだった学校。
ひとり、仲間に外されている子がいる。笑われたり、気持ち悪い、○○菌だ回せ。
『なんでかなぁ』
頭の中で声が響いた。
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おりょうり(プロフ) - 亜鉛さん» 初めまして。最後までお付き合いありがとうございました。続きまで期待してくださりありがとうございます。ボチボチ頑張りますのでよろしくお願いします。本当にありがとうございました！ (2015年9月4日 23時) (
レス) id: 4a266f676d (このIDを非表示/違反報告)
おりょうり(プロフ) - Cm＠すたーしょこらさん» 最後までお付き合いありがとうございました！ 煮詰まったり展開に悩んだりしたのですが完結できて良かったです。本当にありがとうございました。 (2015年9月4日 23時) (レス) id: 4a266f676d (このIDを非表示/違反報告)
亜鉛 - 続き、出来たら見ます！楽しみにしてますね！まぁ、無理にとは言いませんけどね。気長に待ってます！ (2015年9月4日 22時) (レス) id: 80557561c9 (このIDを非表示/違反報告)
Cm＠すたーしょこら(プロフ) - ご馳走様でした。終わってしまうのはとても惜しいですが、読んでいてとても楽しかったです。 (2015年9月2日 22時) (レス) id: 9b965d834a (このIDを非表示/違反報告)
おりょうり(プロフ) - マミむめもさん» マミむめもさん、コメントありがとうございます。 完全に私個人が食べたいメニューとなっております。 これからも更新頑張らせていただくのでよろしくお願いします。 (2015年8月9日 19時) (レス) id: 4a266f676d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おりょうり | 作成日時：2015年8月2日 21時
