君の隣《下呂 阿古哉》

第4話 ページ6

貴方「では、私は…」

生徒会室に向かおうとすると、何か外から足音が聞こえて扉が開いた。
すると、ピンクのぬいぐるみを持った先生らしき人が入ってきた。

ウォン「これは何事？外は生徒でいっぱいなのであります。」

全「あー！」

なんと、口を開いたのはぬいぐるみ。

貴方「えー、今そのぬいぐるみ喋った？」

熱史「そう？聞き間違えじゃない？こちらは俵山先生。少し疲れるみたいだけど…」

それにしては、皆さんそわそわし過ぎでは？

俵山先生、すごくグッタリして、言葉を発しない。
先生も個性的…

煙「何でいちいち喋るんだよ。めんどくさい…」

煙先輩、ぬいぐるみに向かって話した？

とりあえず、深入りしない方がいいね。

貴方「では、私はこれで。」

窓を開けて外にでる。

立「ちょ、ちょっと、何処行くの？」

貴方「屋根づたいで生徒会に。そうすれば他の生徒に会う心配もなくて済むので。」

熱史「はぁ、相変わらずだね。女の子なんだからって言っても無駄だよね。」


流石、先輩です(笑)


有基「流石A先輩っす！」

硫黄「流石なのでしょうか？」

貴方「それでは皆さん、ごきげんよう。」

そう言って生徒会に向かって歩き出した。

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