第13話 ページ15
ん…
ここ、どこ？
ボヤけていた視界が徐々にはっきり見えていく。
病院…？
そうだ、屋根から落ちたんだっけ。
医師「道後さん？目が覚めましたか？」
お医者さんらしい人がベッドの横に立っていた。
貴方「は、はい。」
医師「貴方は運がよかった。あの高さから落ちて、それだけの怪我で済んだんですから。」
あはは…いつも四階から普通に飛び降りているんだけど、
医師「もう、話しても大丈夫ですか？少し聞きたいことがありまして…」
貴方「はい…？」
医師「実は、検査の結果、貴方の体から体を麻痺させる物質が検出されたのですが、貴方が最後に口にしたものは何ですか？」
貴方「えっ…」
最後？
貴方「自分の作ったお弁当かと…あっ、あと紅茶を飲みました。」
医師「先生方に聞いたら、先週、生物部が作った薬品と同じものだと言っていまして、心当たりはないですか？」
ない訳ではない、あの紅茶は畠中先輩から直接受け取ったものだ。
そして、瑚野上先輩は生物部だ。
でも、言っても無駄だろうな。自分で蹴りをつけないと。
貴方「いえ、全く心当たりがありません。」
つくり笑顔で誤魔化す。
医師「そうですか…」
先生は曇った顔をした。
貴方「ところで、今は何日の何時ですか？」
この部屋のカーテンは閉じていて、時間がよくわからない。
医師「今日は5月1日の午前8時ですよ。半日以上目を覚まさなかったんですよ。」
貴方「そんなに！」
医師「ですが、体に大した異常は無いので、今からでも退院出来ますよ。」
貴方「そうですか。」
安心してホッと息をつく。
今からなら、午後の授業にギリギリ間に合う。
昨日思い出したけど、4月29日って阿古哉君の誕生日だったんだよね。
マカロン買っていこうかなぁ？
その後は退院の手続きとかを済ませて、家に一回戻った。
頬の傷は少し深かったみたいで、少し後が残るかもしれないらしい。
それよりも、生徒会役員が決定する前に、先輩達をどうにかしないと…
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←第12話
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミント(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2015年9月5日 18時) (携帯から) (
レス) id: e7f732f6bb (このIDを非表示/違反報告)
レモンバーム(プロフ) - 大丈夫ですよ！楽しみに待ってます！ (2015年8月27日 22時) (レス) id: edb999cd4f (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - 皆様すみません！タブレットを没収されてしまって… ガラケーで書くのですが、文字数の関係で、話の変なところで切れてしまうのですが、それでも読んでくださる方はコメント、評価をお願いします。 (2015年8月27日 16時) (携帯から) (レス) id: e7f732f6bb (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - レモンバームさん» ありがとうございます！ 来週もまた更新できるように頑張ります！ (2015年8月23日 22時) (携帯から) (レス) id: e7f732f6bb (このIDを非表示/違反報告)
レモンバーム(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張って下さい！ (2015年8月23日 22時) (レス) id: edb999cd4f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Seira | 作成日時：2015年8月11日 18時
