43 ページ4
今日はMVを撮る日だ。
『夜明け』という意味通り、朝早くから撮影を開始するため、寒い中目を擦りながら私達は撮影現場へ来た。
ni「姉さん、ねむさMAXみたいな顔しないでくださいよ」
私は眠い。昨日寝なきゃと思って布団に入ってからしばらく眠れなかったの…
あるあるだよね
ha「今回は韓国の人達にこれがunisだって知らせるために私たちのそのままのコンセプトで行くみたいだよ」
薄々感じていた韓国での日本のアイドルのデビュー、そして売れる難しさ。
BTSさんのカバーダンスをしたり、SEVENTEENのメンバーと私たちが事前に顔合わせしていたり、事務所を回った。
これほど慎重なのも、実力と個性が重視される韓国でもやはりコネは大事なのだろう。
本当は私たちの実力で上り詰めたい。
そんなことを考えていると、眉間にシワがよっていたみたいで
co「何難しい顔してるの」
と優希姉さんにおでこをつつかれた。
ha「何となく言わんとしてることは分かるわよ。」
いろんな人にペコペコ挨拶しているマネさんとお偉いさんを見て
ha「絶対売れるからね」
と頭を姉さんに撫でられた。
919人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おとぱに | 作成日時:2019年2月4日 1時