喋れず少女(狼ゲームアナザー) (ページ31)

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焦げ臭いのは… ページ31

狼ゲーム会場
キッチン

サラ「………ん…」

私は、焦げ臭い匂いで目を覚ました。

サラ「……なんだろ…
何が焦げてるんだろ…」

下の方へ足を運ぶと、
…サトルさんが料理してた。

サラ「………サトルさん？」

サトル「ああ、サラさん…」

サラ「…あの…焦げ臭い…なにでしょ…」

サトル「焦げ臭い………あっ！！

しまった、焼いてたお肉を焦がして…！」

サラ「………
ちょっと失礼…」

焦げの匂いが、どんどん強くなる。

サトル「うぐ…っ、けほっ、けほ…」

サラ「……さっき、まな板の前に居ましたけど…
これ、強火のあと…
強火にしてるときは…
フライパンから極力目を離しちゃだめ…！
火事になってからじゃ、遅いです。」

サトル「う……っ、すまない…」

サラ「…それに…
ウィンナーを焦がすって、どれだけ…です？」

サトル「…自炊に挑戦してみたかったんだが…」

サラ「…ふふ。なら…いっしょに作りません…か？」

サトル「いいのかい？なら…
一緒に、作ろう。」

そのあと、色々試行錯誤して…

美味しいご飯を作りました。

サラ「………苦い……でも…まあ…おいしい…」

サトル「そ、その焦げたのは食べないほうが…！」

サラ「折角サトルさんが作ったんですし…」

サトル「……そ、そうかい…？
…って、としても焦げたのは食べないほうがいいよ…」

サラ「♪」