喋れず少女(狼ゲームアナザー) (ページ25)

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帰宅と精神科と…再会。ページ25

サラ「…………
んーーーーーー」

我が家だ〜…
やっと帰れたよ〜…

今日何曜日…？

歌投稿昨日…

謝罪しといて…っと…

…精神科、いかなきゃだ

私は荷物をまとめ、
精神科に行く。

…恐らく、前よりは良くなった。

…多分きっと大丈夫…

先生「…すごい回復だね…
これなら通院のペースも落として大丈夫だ。」

サラ「…ありがとうございます」

先生「それじゃあ、この薬とこれをもらって帰ってね。」

サラ「…ちょっと、まって…ください。
……ここに、米森サトルさんはいらっしゃいますか…？」

先生「米森先生？
ああ…明日からまた来るって連絡があったよ。
なにか彼に用が？」

サラ「……あのっ…えっと……
……なんでも、ないです」

…会いたいなんて伝えてもきっと無理だから

…帰り道。
伝えなかったこと、後悔し始めた頃。

サラ「…はぁ……」

？？？「…溜息は幸せが逃げるぞ、サラちゃん」

サラ「………！！！
その声…

タクヤさん！」

タクヤ「おっ、正解だ。
よくわかったな」

サラ「よ…よがっ…だぁ…」(ポロポロ)

タクヤ「ちょっ！ここで泣かないでくれよ」

ユミカ「たっくん。その人は？」

タクヤ「ああ、行方不明のアレで一緒に居た奴さ」

ユミカ「どうも、ユミカです。」

サラ「あっ！えっと…サラ、です」

ユミカ「よろしくね、サラちゃん」

タクヤ「っし…なんかうまいもん作ってやろうかな。
それでサラちゃんのため息もぶっ飛ぶだろ」

サラ「…！」

ユミカ「ふふ…たっくんのご飯、すっごく美味しいんだから。」

サラ「食べたいです…！」

タクヤ「んじゃ、行くぞー♪」

───────────────

サラ「…おいひあ……」

ユミカ「でしょ？ふふっ…美味しそうに食べるね♪」

タクヤ「作りがいがあるってもんだ」

サラ「…ふふふ…」

ユミカ「…ところで、なんで溜息ついてたの？」

サラ「んくっ…じつは…」

タクヤ「へえ、サトルさんに会いたいけど無理だと思うと」

サラ「(こく)」

ユミカ「恋多き乙女…可愛いじゃない♪
そういうときは、まっすぐ伝えちゃえばいいのに。」

サラ「…やっぱり、そう…ですかね…」

タクヤ「おう、サラちゃんならできると思うぜ。」

サラ(…頑張れるかな)

ユミカ「そうだ！連絡先交換しましょ。
LINEもってる？」

サラ「もって…ます」

タクヤ「あっ、ズルい
俺も俺も」

サラ「いーですよ♪」

そうして、美味しいの食べて…
嬉しいことが、沢山。