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真っ暗な部屋 ページ2

真っ暗な…部屋。

目を覚ますと、椅子に座らせられていた


…どこ、ここ

後ろに、気配がする。


サラ「だ…い………る?」

…だめだ。

声で伝えるのが、難しい。

声を出すのが、怖い。

後ろの気配が、するりと手を伸ばして、言った。


「どうして君は、誰も助けられないんだろうね」

サラ「!?」

あたりを見回す。


サラ「……ぁ…、…」

壁伝いに歩いて、電気を付ける。


…そこには、誰もいなかった


サラ「……ゆうや……」

「どうして君は、誰も助けられないんだろうね」


その言葉が反芻される。


サラ「扉………」

ぐっ、と力を入れて、扉を開いた。

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作者名:ライグリール | 作成日時:2024年2月22日 17時

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