201話 紅の修学旅行編 ページ6
ホテルをとり、ロビーでチェックインをしているとさっきまで近くに居たはずの秀一君が姿を消している事に気づいた。
『…あれ』
ルームキーを受け取り、辺りを見渡しても秀一君は居なかった。
トイレか…?
園子「ん?もしかしてAさん?」
声のした方を見てみればそこにはリーダーと蘭さんと真澄、そして新一くんが学校のジャージを着て立っていた。
『あれ、どうしてここに?』
蘭「私たち修学旅行なんです!Aさんはお仕事ですか?」
なるほど、真澄が居ることに気づいて秀一君は姿を隠したのか。
『いや、俺は昴くんと旅行に来てるんだ。』
真澄「そうだったのか、奇遇だなぁ!」
『まさかここで会うとは思ってなくてびっくりしたよ。新一君も久しぶり。』
新一「あ、あぁ…。あはは…」
新一君は引き攣った笑みを浮かべた。
元の姿に戻って出歩いてることを俺に咎められるとでも思っているのだろう。
新一「そっ、そうだ!今から女優の鞍知景子さんの部屋に行くんだけどAさんもどう?」
鞍知 景子…
『ああ、有希子の友人の。』
蘭「Aさん知ってるんですか?」
『昔一緒に新一君の世話をしたことがあってな。』
園子「世間って狭いわね…」
真澄「なら尚更一緒に行かないとな!」
『んー…いや、俺はやめとくよ。』
園子「えっ、どうして?」
『友人の友人ってだけだからな。会っても微妙だろ?』
蘭「そんな事ないと思いますけど…」
『まぁ俺のことはいいから、修学旅行楽しめよ。』
俺がそう言うと、渋々といった様子で4人は歩いて行った。
まさか修学旅行中の蘭さん達と会うことになるとは…
『…本当、世間って狭いな。』
赤井「全くだ。」
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聖椏(プロフ) - な、何年振りですか!!更新めちゃくちゃ嬉しいです!!!リアルタイムで最初だから追ってたのでまさかまた更新してくださるとはずっと待ってました!!!!!! (2月26日 8時) (レス) @page6 id: 8c8f59827c (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続きお願いします! (2023年1月25日 21時) (レス) @page5 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ - これで終わられたのでしょうか?是非続きを書いていただけませんか?とても心惹かれた作品です!! (2023年1月1日 3時) (レス) @page5 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 面白かったです!更新頑張ってください!!待ってます!! (2020年6月23日 19時) (レス) id: 8704b5e388 (このIDを非表示/違反報告)
るー(プロフ) - いつまでも待ってます! (2020年4月18日 1時) (レス) id: 78d5e6cd97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:moa | 作成日時:2017年11月5日 17時