2話 罰ゲームで告白とか定番すぎだろ ページ2
昼休みが終わり、教室に戻ろうとすると中からクラスメイトの心の声が聞こえてきた。
(斉木の奴どんな反応するかな。Aからの告白か…罰ゲームでも羨ましいぜ…!!)
(どう答えるのか見ものだな!)
(だが斉木の浮いた話は聞かないな…!まさかホ モ!?)
誰がホ モだ。
罰ゲームか…バカバカしい。
ため息を一つつきドアを開ける。
『あ、斉木君!ちょっと話が』
呼び出しか。
さて、どういうリアクションをとるか…
『斉木君、私と付き合ってください!』
ここで言うのか。
せめてもう少しあっただろ。
屋上とか、校舎裏とか。
(ば、ばかA!なんでここで言うんだよ!!罰ゲームってバレバレじゃねぇか!!)
そうだ、その通りだ。
『…だめ、かな…?』
自信なさげに顔を少し赤らめてヘラりと笑う彼女は間違いなく演技派だ。
まぁいい。
どうせ罰ゲームと分かっているし、ここでOKを出しておけば照橋さんから付きまとわれることは無くなるかもしれない。
「…分かった。付き合おう。」
『えっ、』
目を泳がせる彼女。
それはそうだろう、罰ゲームにも関わらずOKされたからな。
だがここは有効活用させていただくことにする。
「よろしく、Aさん。」
『よ、よろしくおねがいいたします…!』
焦りすぎだろ。
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toy くん - はじめまして!今日、この小説を読んでこの小説のことが気に入りました!!これからの展開がすごく楽しみです!!だんだんと寒くなりますが、更新頑張って下さい!応援してます! (2017年11月13日 19時) (レス) id: 15bf1f75d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もん(mon) | 作成日時:2017年9月4日 6時